神奈川大学大学院

[私立]

研究科・専攻

法学研究科

法的リテラシーの徹底、実質化を追究し、研究職・専門職業人・社会人リーダーを育成

「法化社会」といわれる今日の社会にあっては、私たち市民の一人ひとりが、日常に起こるさまざまな事象において、自立的な責任主体としての対処を求められ、その適切な運用・改善が心豊かな社会づくりへの参画へとつながっています。
本研究科では、こうした社会状況において、“法的リテラシー”を持ち、さらに“リーガルマインド”に磨きをかけることが重要であると考え、学部教養で養われた法的素養をベースにさらなる研鑽に励む場として、集中的・効果的な学びへと発展。より専門的で応用力の高い法的思考を身に付け、その知識と能力を社会のさまざまな領域や場面で実質的に発揮できる研究者、法務に携わる専門職業人、社会的リーダーといった人材を育成します。

法的スペシャリストをめざす人の「研究」、公務員や準法曹をめざすための「修学」など、大学院生各自の目標に合わせ、その達成支援にふさわしいカリキュラムを組んでいます。また、現役公務員など、専門職能のキャリアアップを考える社会人に対して、広く学修の機会を開くため、秋季・春季年2回の入学試験、社会人特別入試制度(入学の研究計画書の提出および面接試験で考査)、昼夜開講型の授業形態を採用しています。

経済学研究科

多様化する現代の経済社会に即した教育と研究で専門的・実質的知識を備えた人材を育てる

本研究科は、経済学科と現代ビジネス学科を設置する本学経済学部に基礎を置く大学院で、税理士をめざす大学院生が多数います。また、経済政策、金融財政、国際貿易やマーケティングなどの研究を望む留学生が多数いる現状から、本研究科の教育内容への国際的な関心の高さがうかがえます。最近では、企業に勤務する傍ら、経済学を体系的に学ぶ社会人も増えてきています。
カリキュラムにおいては、多様な領域の研究に対応するため、会計・財政コース、経済思想・経済史コース、公共政策コース、国際経済コース、流通マーケティング・経営コースの5コース制を導入しています。また、自身の研究したい分野に合わせて、必要とあれば研究科の教員が担当する学部の講義や他専攻・研究科の講義を受講することも可能です。

●会計・財政コース

税理士を中心とした会計専門職をめざす学生のために設置され、会計学および財政学を専門とする教員が指導を行います。「会計・財務」の講義科目では、現役税理士による講義や、税理士事務所の訪問なども行われ、経理の現場を知ることも可能です。

●経済思想・経済史コース

人類が残した経済学におけるさまざまな理論や、歴史的世界を知り、現在の私たちが直面している諸問題を解決する糸口を探ります。いわゆる実学ではありませんが、経済の基礎的研究を行うことは、就職や本格的な研究職への道を開いてくれるはずです。

●公共政策コース

公的機関専門職や、研究者をめざす学生のために設置。ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学、統計学といった公共政策に必要とされる分析ツールを修得するための科目をはじめ、経済政策、金融論、地域経済学、環境経済学などの現実の公共政策に有益な科目まで、多様な講義を展開しています。また、分析ツールを学ぶため、経済数学・経済統計などの科目も学んでいきます。

●国際経済コース

貿易、海外投資、国際金融、多国籍企業といった国際経済を学ぶうえで前提となる知識の修得をめざします。また、諸外国や経済協力機構の動向を学ぶ科目や国際経済ビジネスの分野に欠かせない知識やノウハウも修得、国際ビジネスマンや研究者として活躍できる人材を育成します。

●流通マーケティング・経営コース

企業経営を担う高度専門職業人の養成をめざし、経営の管理、組織、そして戦略の理論と実践を学びます。企業経営には多様な専門領域が必要とされるため、ほかにも流通、物流、マーケティングの理論と実践も修得。理論に基づいた実学的分野を広く学びます。

経営学研究科

日本と世界の双方を視野に入れ、国際社会での価値創造に貢献できる人材を育む

国境を越えて活動する企業や国際機関だけでなく、国内企業にもグローバル化が進む今、経営は必然的に国際経営であることを求められています。本研究科では、その情勢にいち早く取り組むべく“国際経営”という新たな学問領域を研究・分析。国際経営を国際マネジメント、国際会計・経営情報、国際経営環境といった広く学際的分野からなる領域として捉え、理論的・実践的アプローチを行っています。

博士前期課程では、明確な目標を持って創造性豊かな優れた研究・開発能力と指導力を備えた専門職業人や研究者、または社会の価値創造に貢献できる知的人材を育成します。
カリキュラムは国際経営に精通し、実践的な問題解決能力を身に付けることを主眼に置いて編成しており、「国際法務」「国際広報」「国際金融」など多彩な科目群を用意しています。また、「ベンチャー企業論」「科学・技術・社会(STS)」など、主要領域を支える隣接分野の科目も充実しています。さらに、成績優良者には1年間で修了できる早期修了制度を設けており、研究の進展に応じた修学期間の柔軟な設定が可能です。
博士後期課程では、さらに確固とした信念のもとで研究や教育に尽力できる高等教育機関の教育職員や、高度な知識基盤社会で活躍できる中核的人材の育成をめざします。

外国語学研究科

言語を核に、文学・文化・歴史を広く知る専門家・教養人の育成をめざす

1992年に開設された本研究科は、専門研究でめざましい成果をあげるとともに、多くの研究者や大学教員、高度専門職業人を養成してきました。外国語の本質を理解し、さらにその国の文学、文化、歴史も深く追究する2専攻を設置。異文化を幅広く理解し、国際社会の中で活躍できる、職業的能力を身に付けた教養人の育成をめざしています。

●欧米言語文化専攻

英語教育・英語学コース
言語理論から英語教育を含む応用言語学まで、多彩なカリキュラムのもとで履修者の要望に応じて専門的な研究を行います。研究の分野においても、実務の分野においても、将来専門家として活躍できる人材を育成します。特に英語教育の講座では、中学校・高等学校で既に教員として活躍している社会人に対しても、社会のニーズに応じた最新の英語教育法を教授することをめざします。

英米文化・英米文学コース

英米文化の分野においては、高度な英語力を基礎として、英語圏の国や社会の政治・経済・文化・歴史・思想などについて学際的視点に立って研究し、特定の地域への理解を深めるとともに、国家・地域間に生じる問題、異文化間の交流、文化表象などへの理解を深めることを目的とします。また英米文学の分野においては、高度な英語力を基礎として、英語圏で生み出された中世から現代に至る詩・小説・演劇・批評などを学際的視点に立って研究し、言語・人間・思想・文化・歴史・社会などへの洞察を深めることを目的とします。

スペイン語圏言語文化コース
スペイン語圏言語文化研究の継続、またスペイン語を母語とする教員のもとで、より高度な研究を継続するといった、外国語学部スペイン語学科学生からの要望に応え、本コースではスペイン語圏の言語・歴史・文化・文学に関する深い理解と考察力を育て、同時にスペイン語の高度な運用能力を有する人材の育成をめざします。

比較言語文化コース
このコースでは、グローバル化と同時に多文化・多言語化が進みつつある国際社会で活躍できるように、種々の言語や文化の研究、複数の言語・文化の比較対照研究、文化の超域的研究、応用言語学の研究を行います。 併せて、文化・言語の探究に必要な学識とその活用力、専門的な分析力、研究成果を発表するための表現力が身に付くような指導がなされます。

国際日本文化研究コース
このコースで行う日本文化の研究は、(1)研究の仕方に海外の視点を組み入れる、(2)日本文化研究・日本語教育研究を海外に発信する、(3)海外からの留学生を歓迎する、という3側面に「開かれた」ものです。学生は、日本近代文学、日本中世演劇論・史論、国際日本学、日韓対照言語学、日本語教育学の分野を専門的に研究することが可能です。

●中国言語文化専攻

言語系コース
現代中国語に関する統語論、意味論、語用論および社会言語学に関する研究が行われています。また、特に近年急速に進歩したコンピュータの利用による、より効率的な解析方法を開拓し、学界に寄与することも行っています。

歴史・文化系コース
中国の近世、近代における歴史、社会、思想、文学、民間文芸の各分野に関する研究を行っています。特に、近代上海史、日中交流史、日中比較文化、中国小説史における研究は、内外から高い評価を受けています。

また、2つの系統にとらわれることなく、研究視野を広く取ることが可能です。

人間科学研究科

人間科学分野の専門知識と技術を修得し、社会が抱える多様な問題に対応する

本研究科では、心理学分野、社会学分野、スポーツ健康学を中心に据え、人間科学分野の専門知識および技術の修得をめざします。3つの研究分野を設置する「人間科学研究領域」と、臨床心理学分野を追究する「臨床心理学研究領域」の2つの研究領域から、総合的・学際的に人間と現代社会を探究。博士前期課程では人間科学に関する専門知識と技術、現実的な問題解決能力を備えた専門職業人を、博士後期課程では優れた創造的研究および教育活動、社会の価値創造に貢献できる人材の育成をめざします。

●臨床心理学研究領域 臨床心理学分野

博士前期課程では、特に実習や演習を重視したカリキュラムを展開。現場での実地体験を積み重ね、対処の方略を学びます。 徹底したスーパーヴィジョン・システムと少人数教育で、臨床心理士を養成します。
また、博士後期課程では高度な研究能力と臨床力を養い、心理臨床分野における自立した研究者や心理臨床家の指導者を育てます。

●人間科学研究領域 応用実験心理学分野

「見る」「聞く」「触る」といった感覚・知覚・認知心理学に加え、医療・福祉、生理学、人間工学やブレイン・インターフェースに関する知識も修得したうえで、「幸福感」や「生きがい」を実感しつつ、障がいのある人もない人も共に快適な生活を送ることができる環境、人に優しい生活環境についての新たな方策を提言できる人材を育成します。
また博士後期課程では、自立した先端的研究者の育成を図るため、創造性豊かな研究・開発能力、プレゼンテーション能力、研究論文など成果発表能力を磨きます。

●人間科学研究領域 スポーツ健康科学分野

スポーツ・身体科学、心理学、社会科学の学修を通じてスポーツ領域を学際的に捉え、スポーツ活動場面や周辺構造を広く学びます。そういった多角的視点を重視し、スポーツの普及・振興において新しい発想で提案できる力を持つ職業人としての高度な能力を育成します。

●人間科学研究領域 地域社会学分野

地域社会の現状と諸問題に対する理論的・実践的な理解をもとに地域社会のあり方を提案し、その再生を推進できる人材の育成をめざします。そのため、地域社会学特論をはじめ現代社会特論、人間形成特論、社会教育特論、環境科学特論などとの協働に基づく「地域社会と人間」の総合的解明を重視するとともに、地域社会をデザインしていくうえで不可欠な調査技術の向上、フィールドワークも重視します。さらに博士後期課程では、自立した研究者の育成をめざし、学会発表や研究論文作成のための指導を行います。

理学研究科

複数指導制度を導入した個別指導教育で普遍的な基礎・専門知識の修得をめざす

理学研究科理学専攻は、数学・物理学・情報科学・化学・生物科学の5つの領域から成ります。最先端を追うのではなく、多分野で活用できる普遍的な基礎知識そして、専門知識の修得をめざしています。領域の枠にとらわれずに研究を進めるために、専攻の共通科目と領域ごとに専門科目を用意し、他領域分野の専門科目を選択することも可能です。また、文部科学省の私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に採択されたプロジェクト「高度に秩序化された無機ナノ構造体と精密構造有機高分子との融合による高機能性材料の創製」(工学研究科との共同プロジェクト)が進行しており、最先端かつ高度な研究に領域あるいは研究科を越えて学生が触れる機会も少なくありません。
また、最も大きな特長として、個別指導教育が挙げられます。例えば、講義等で得た基礎知識の使い方を修得させることが目的の特別研究や、専門分野の論文をひもとく特別演習では、学生一人ひとりを個別で指導します。2009年度より指導教員とアドバイザー教員による複数指導制度を設けており、サポート体制も充実しています。

●理学専攻

数学領域
自然科学はもちろんのこと社会科学においても「数学」は欠かすことのできない基礎知識であり、その重要性は高まる一方です。本領域は、「数学基礎論」「整数論」「代数幾何学」「位相幾何学」「関数解析学」「確率論」「応用数学」で構成されており、これらの専門分野の専攻については、学部4年生の卒業研究とも連動していますので、各分野において基礎的知識を再度復習することも可能です。また、本学での学修以外でも、国内や海外の研究集会に参加して、広く知識を吸収したり、研究者間の交流を深めることにも積極的に支援しています。

物理学領域
現代の日本社会では、科学の専門知識を有し、専門分野を中心とした広い範囲での課題を解決することや、技術革新を通して製造業を強化し、多種多様な産業へのモノづくりの強化・技術の普及に貢献すること、そしてそれらの知見を後に続く世代へより進化させた形で伝えていくことが期待されています。本領域では、本学理学部数理・物理学科、物理コースの教育に基盤を置き、密接に結びついた教育研究を行っています。物理学各分野の専門教員を配置し、関連の深い他領域のカリキュラムと連携を取りながら、相互に有機的かつ体系的に学べます。これらのカリキュラムにより、理学的素養と柔軟かつ論理的な思考力を兼ね備えて社会に役立つ人材を育成します。

情報科学領域
情報科学は、コンピュータ、ソフトウェア、情報ネットワークなどの原理やしくみに関する深い理解に基づき、さまざまな問いに対する答えを論理的に導き出す学問領域です。本領域は、ソフトウェア科学、プログラミング科学、人間情報科学、情報セキュリティ、計算機科学、知能情報学など、情報科学の各分野の専門家を擁し、誤りのないソフトウェアの実現や情報の秘匿法、機械的知能の実現など、情報を主軸とする社会の発展に本質から寄与するさまざまな基礎理論の構築に取り組んでいます。

化学領域
国際化と情報化が進化する知識基盤社会において、化学技術の現場では、化学の専門的知識だけでなく、広い教養と情報処理能力およびコミュニケーション能力を身に付け、物質を扱うさまざまな分野において技術の発展に積極的に貢献できる人材が求められています。本領域では、化学の基礎知識を基盤とした論理的思考力と表現力を身に付け、化学関連分野において、問題の解決や技術の発展に貢献する能力を備えた中核として活躍することができる人材や、化学関連分野の教育・研究・開発の最前線において中心的役割を果たすことができる人材を育成します。

生物科学領域
本領域の博士前期課程では、学部で培った自然科学系の素養をより一層高めるため、生命現象にかかわる個別のテーマについて指導教員のもとで研究を行い、柔軟な思考力と基礎技術をもって社会を支え中核となる人材を育成します。本領域では生物学の領域を、分子生物学、細胞生物学、および集団生物学の三分野に分けつつ、三分野の境界領域が重なりあうようにバランスをとった講義科目を提供しています。また、博士後期課程では、指導教員やアドバイザー教員との緊密なコミュニケーションのもとで、さらに専門的な研究を行い、独創性のあるテーマを展開して博士学位論文を作成します。

工学研究科

工学が担うべき知的モノづくりに挑み、積極的に創出していく人材の育成を推進する

本研究科では5専攻を設置、相互連携を深めるとともに、国内外の学会にも積極的に参加するなど、常に最先端の研究を意識した活動を展開しています。多くの研究機関・他大学・企業との積極的な交流により数多くの成果をあげ、大学では全国有数の特許取得件数を誇るなど、指導教授によるきめ細かい指導のもと、キャリアアップしていけるような能力の研鑽を積んでいます。

●機械工学専攻

5部門にわたって教育・研究を進めています。

材料工学部門

近年、金属材料に加え、軽くて強い繊維強化プラスチック、優れた耐熱性能と強靱さを持つ金属間化合物などの材料の物理的・化学的特性を調べ設計に供するとともに、機械構造物の応力分布、強度推定に関するコンピュータ解析にも取り組んでいます。

加工工学部門

機器の高精度化、高機能化の要求に応えるべく、加工原理の極限的追求に加え、新たな工法開発、駆動機構開発、コンピュータ援用技術、さらに加工の複合化を取り込んだ研究開発を積極的に進めています。

熱・流体工学部門

沸騰・凝縮など流体の相変化では、熱の移動割合が大きく、工学的応用の幅は大きく広がっています。これらを主題とする研究はもちろん、環境問題の解決に寄与すべく、スターリングエンジンの開発やタービン翼まわりの流れをコンピュータ解析する研究も鋭意推進中です。

機械システム部門

機械内部における流体と要素を介した動力伝達と振動・騒音の伝播の制御を中心に、機械システムに関する研究に取り組んでいます。低騒音油圧ポンプの設計開発、自動車車内の静粛化、水圧による動力伝達に関連する制御要素の開発・性能評価手法の開発が主なテーマです。

制御システム部門

ロボットやメカトロニクスシステムの開発とその運動制御に関する研究に取り組んでいます。宇宙エレベーター昇降実験機やヒューマノイドロボット、コンピュータアシスト車いす、衝突時の衝撃を受動的に緩和できる機構などの開発と制御に関して実用化をめざし積極的に進めています。

●電気電子情報工学専攻

4部門を展開し、それぞれ2分野で教育・研究を進めています。

制御・エネルギー工学部門

  1. 制御工学分野:多くのシステムで用いられているコントローラをはじめ、制御技術に関する幅広い研究開発に取り組んでいます。
  2. エネルギー工学分野:エネルギー変換および電気応用を1つのシステムとして捉え、これらに関する基礎的研究と開発研究を行っています。

材料・デバイス工学部門

  1. 材料工学分野:有用な半導体・磁性体・誘電体の種々の材料と、その物性に関する総合的な研究、ならびに新機能を有する素材の開発を行っています。
  2. デバイス工学分野:半導体・超伝導体などの固体中の電子の性質に基づく新機能デバイスと能動デバイスの基礎研究と開発研究に取り組んでいます。また、デバイスの集積化による新たな機能開発にも取り組んでいます。

波動電子工学部門

  1. 電磁波・光波工学分野:光波を含む電磁波デバイスに関する、系統的な解析・合成手法を、電磁波理論や回路理論を駆使して研究するとともに、無線通信用の電磁波デバイスの開発に取り組んでいます。
  2. 超音波工学分野:超音波診断・治療における安全性確認のための研究、ならびに生体・海洋環境の計測を目的とした音響トモグラフィー法開発の基礎研究に取り組んでいます。

通信・情報工学部門

  1. 通信工学分野:通信のためのディジタル信号処理やディジタル画像処理の基礎と応用に関する幅広い研究開発に取り組んでいます。
  2. 情報工学分野:コンピュータネットワーク、情報セキュリティ、自然言語処理に関する基礎研究・応用研究に取り組んでいます。
●応用化学専攻

6分野において教育・研究を進めています。

分子物性工学の分野
  1. 固体表面や金属錯体上で起こる触媒反応の機構の解明
  2. 環境・エネルギー問題解決のための新規高性能触媒の開発
  3. ナノ空間を利用した触媒反応の研究
  4. 新しいタイプの有機光化学反応の開発とその機構の解明ならびに応用
  5. 機能性超分子の合成と物性の解明
  6. ペプチドおよびDNA残基と遷移金属イオンとの相互作用の解明
エネルギー変換化学の分野
  1. 電気化学反応機構の解明と高エネルギー密度二次電池材料および機能性めっきの開発
  2. 光触媒による難分解性有機物の分解とバイオセンサーの開発
高分子機能材料の分野
  1. 光機能性高分子や高分子触媒などの機能性高分子材料の開発
  2. 新しい有機合成反応の探索とその高分子反応への応用
  3. 有機合成化学を基盤とする機能物質の合成およびその反応設計
生体分子工学の分野
  1. 異常アミノ酸を含有するペプチド性抗生物質の全合成
  2. ペプチドとタンパク質の改変および機能性人工ペプチドの合成
  3. 糖化学を基盤とする生物活性天然物のキラル合成
  4. 抗原性オリゴ糖鎖の合成
  5. 抗ウイルス作用を有する核酸医薬の開発
  6. 遺伝子解析のための機能性核酸の開発
無機材料・分析化学の分野
  1. 雨、霧、露などに含まれる酸性降下物の分析
  2. 新しい膜分離法と微量分析法の開発
  3. 新しい固体電解質の開発とその応用
  4. 膜機能や光機能などを有するセラミック新素材の開発
資源物質化学の分野
  1. 優れた性能や種々の機能を有する新しい高分子材料の開発
  2. 有機高分子と無機酸化物を複合した新しいナノ材料の開発
  3. 高分子物性の研究における新しい研究手法の開発
●経営工学専攻

4部門において教育・研究を進めています。

生産システム工学部門

〜生産現場の合理化をめざす体系〜
製造業の最前線に広がる諸問題を、科学的手法により解決し、生産システムを設計できる能力を有する人材を育成します。
[研究領域]
生産の管理・計画から自動化システム設計などの分野。

数理情報システム工学部門

〜情報という社会基盤を創成する理論の体系〜
情報システムを数理的に捉え、理論的に問題解決する人材を育成します。
[研究領域]
数理計画、確率・統計、情報数学、計算論理学、数理ファイナンス、応用解析学などの分野。

情報システム工学部門

〜情報システム構築のための方法論を展開する体系〜
企業活動を支援する情報システムの分析、統合、構築ができる人材を育成します。
[研究領域]
ソフトウェア工学、情報セキュリティ、信頼性工学、ヒューマンインターフェイス、知識工学などの分野。

経営管理システム工学部門

〜管理システム構築のための経営科学の体系〜
経営上の諸問題を経営科学の手法でモデル化し、最適化して、解決できる人材を育成します。
[研究領域]
経営科学、オペレーションズリサーチ、社会基盤システムなどの分野。

●建築学専攻

6部門にわたって教育・研究を進めています。

建築都市防災工学部門(構造設計・防災)

地震・強風・豪雪といった自然外乱、あるいは交通振動などの人工外乱が建築物に与える影響と、それらに対して建築物が適切な性能を保持するための設計法についての研究・教育を行っています。その際、都市防災の視点を含めて、外乱の予測、その建築物への影響の解明と設計への反映、振動の制御などの観点から取り組み、風洞実験や電算機によるシミュレーションなどの手法も取り入れています。

建築構造設計工学部門(構・工法、構造材料)

建築物が適切な性能を保持するための基本である構造形成、構造材料、構造体についての研究・教育を行っています。構造体の特性という観点から建造物の安全性と持続性を確保する手法の確立を目的とし、大型構造物試験装置による実験を行うほか、電算機を使った解析的な手法などを用います。

建築都市文化学部門(建築空間・文化)

建築はどうあるべきか、よりよい建築はどのようにして作ることができるかについて研究します。そのためには、建築とは何かという根本的な課題に立ち戻り、歴史をふまえつつ考えることが必要です。歴史的な調査、建築や都市の現状把握、そして設計作業といった活動を、建築文化という広い視野のもとに展開しています。

建築都市設計学部門(都市空間・文化)

建築と、その集合としての都市はどうあるべきかについて研究します。都市は現在、交通・防災などさまざまな課題を抱えるとともに、都市景観はどうあるべきかといった都市デザインについても大きな課題があります。建築と都市のさまざまな問題に対して調査を行い、計画や設計を、文化という大きな視野のもとに実施していきます。

建築環境計画学部門(建築環境・設備)

建築物は美観や安全性の確保とともに、健康性、居住性といった心豊かに過ごせる質の高い環境や機能を具備することが大切です。この観点に立って、光・音・温熱・空気・水環境などに関して研究・教育を行います。特に建築・設備融合、インテリジェント化、コンピュータ援用設計、省資源・リサイクル技術、数値模擬体験などについて取り組みます。

建築都市環境設備学部門(都市環境・設備)

建築は、人のために室内環境を構築して、快適・安全な住環境を提供する一方、集合して都市を形成し、都市および地球レベルの環境と密接に関わっています。それらは相反する作用を伴うことがあり、選択する手法の決定には総合的な判断を必要とします。そのような観点から、水環境を中心として建築と都市のあり方を考え、これを実現するための設備的対応について研究・教育を行います。

歴史民俗資料学研究科

歴史・民俗研究の基礎である資料を適切に扱い、活用する技法を身に付ける

1993年に設置された本研究科は、日本で初めての資料学研究科であり、日本における歴史学・民俗学の発展を背景に、さらに新たな学問領域を切り開いています。歴史研究や民俗研究の基礎として存在するさまざまな資料を適切に扱い、活用する技法を修得、日本の社会や文化の特質を究明する高度な調査・研究能力を高めます。
本学附設の日本常民文化研究所や非文字資料研究センターと密接に連携した教育・研究活動を展開、複数指導体制やT・A(ティーチング・アシスタント)制度を導入するなど、多様な学修形態を用意。充実した教育体制を提供しています。

カリキュラムは、歴史資料学・民俗資料学・非文字資料学の3つの分野から構成されています。3つの研究分野の区分に関係なく、自己の専門性を高めるために必要と思われる科目を自由に履修することができます。また、歴史研究や民俗研究に密接に関係する考古学、文書学、比較文化論、アジア史などの科目や、新しい資料学構築のための情報工学・自然科学的科目の情報処理・発信論、保存科学、知的財産権など関連科目が開設されています。さらに実習科目を重視していることから、資料を扱う技能や調査方法を実践的に修得できるようにしています。国際的に活躍できる研究者を育成することを目的とし、国際理解の科目を置いています。