金城学院大学大学院

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研究科・専攻
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研究科・専攻

文学研究科

文学研究科の理念

人間性、現代性、国際性、コミュニケーションを軸にし、それぞれの専門分野から21世紀の社会を担い、指導的役割を果たす女性の育成を目指しています。古典から現代におよぶ文学作品の研究、日本語教育を含めた言語教育、現代日本の社会や文化の研究、社会問題の分析や国際比較など、人文社会科学の幅広い領域を研究対象としています。
本研究科の前期課程では、広い視野に立って研究テーマを考察し、教養を深め、研究能力や専門的な職業に就ける能力を培います。後期課程では、さらに専門分野について自立して研究活動を行う能力、高度な専門的職業に従事できる研究能力や学識を養うことを目指しています。

国文学専攻(博士課程前期課程・博士課程後期課程)

本専攻は、自らの問題意識に基づき、日本の言語文化について研究を進め、新しい時代にふさわしい研究者・社会人として活躍できる、自立した女性の養成を目指しています。
博士課程前期課程では、学部教育で身に付けた日本文学・日本語学・日本語教育に関する知識や教養をもとに、専門研究を行う基礎力を養います。日本文学・日本語学に関しては、時代別・ジャンル別に特論・演習を開講し、各自の研究テーマが幅広い視野で捉えられるよう配慮しています。日本語教育に関しては、特論・演習を通して日本語教育法の実践的な技術の習得を図るとともに、言語理論に対する専門的な理解を深める科目や特殊研究を開講しています。
博士課程後期課程においては、前期課程で身に付けた専門的な知識を深化・充実させ、文化的事象を研究する能力や、教育のための実践的技術を着実に高め発展させることにより、研究者として自立できるよう指導を行います。

英文学専攻(博士課程前期課程・博士課程後期課程)

本専攻における英米文学の研究は、英語圏における文学作品の分析と批評を、英語学の研究は、人間言語のメカニズムに関する解明を基本としています。英語教育では、第2言語習得理論に基づいた教育現場への応用を目指す研究を行い、通訳の研究は、職業的通訳者に必要な専門的知識と高度な通訳技術の習得を目標としています。生涯教育の充実という観点から、学部新卒者だけではなく、社会人としての経験を積んだ人達も大学院に入学し、専門的能力の開発に努めています。
博士課程前期課程では、英文学、米文学、英語学、英語教育、通訳の特論と演習が開講されています。
博士課程後期課程では、それまでに培った幅広い文学的あるいは言語学的教養を高次元の研究領域に収斂し、学問研究を深化させることを目指します。授業科目を「英文学研究」および「言語学研究」の2部門に分けています。

社会学専攻(博士課程前期課程・博士課程後期課程)

現代日本社会においては、多くの社会問題を分析し解釈して、将来を展望する能力が求められています。本専攻では、最先端の研究成果に精通した教員が、演習・講義において高度の学識を教授。国際的視野に立った明晰な判断力と問題解決の洞察力の啓発に努め、望ましい社会の発展を先導できる優れた専門家の育成を目指しています。
博士課程前期課程では、社会学の理論を基礎にして、グローバルな視点からの日本社会と異文化社会の比較研究、福祉やコミュニティの実践的研究、インターネットやソーシャルメディアに関する先端研究、さらに市民運動・貧困問題・ガバナンス問題など、社会科学に関わる多様な問題を研究します。
博士課程後期課程では、グローバルな視野をもつ研究者や高度の専門的職業人の育成を目的としています。履修科目には「現代社会論特殊講義」と「現代社会論演習」があり、演習を3年間にわたって履修することで、自分の研究の方向づけをしながら博士論文の完成を目指します。

人間生活学研究科

人間生活学研究科の理念

自然的、物的、社会的環境との相互作用の中で、「生活の価値」の実現と「生活の質」の向上を目指しつつ、人間生活を物質的、精神的、社会的に充実発展させるという理念を基に教育・研究を進めています。
本研究科の前期課程には、消費者科学専攻および人間発達学専攻の2専攻を設置。後期課程は、前期課程の2専攻を統合し、融合・高度化させた人間生活学専攻の1専攻としています。これは、人間生活学の研究と教育を、従来の専門分野にとらわれずに広く新しい視野から進めようという意図によるものです。さらに本学の消費生活科学研究所および心理臨床相談室と有機的に連携し、より広く高度な視野から教育・研究を行える体制を整えています。

消費者科学専攻(博士課程前期課程)

本専攻は、消費者をめぐる諸問題を理論的に解明するとともに、消費者関連の法律・政策・行政・教育などのあり方を考えつつ、課題を解決し、さらに消費者の立場・視点から企業に科学的に提言できる人材を育成することを目的としています。生活経営学・生活経済学、健康栄養科学、生活薬科学、被服環境学、住環境学それぞれの分野から専門的に学習・研究ができます。また、分野を超えて広く学ぶこともできます。この専攻では特論科目としての講義科目と研究演習を配置し、特別研究では修士論文の作成を指導。さらに、統計的手法や情報処理の知識・技法を習得する「人間生活学研究法」なども設置しています。

人間発達学専攻(博士課程前期課程)

本専攻は、幅広く豊かな人間観を土台とし、個人の発達に関わる諸問題に適切に対処できる高度かつ専門的な能力と技能を有する人材を育成することを目指しています。また、本専攻は「発達学分野」と「臨床心理学分野」の2分野で構成され、それぞれの分野で専門性を深めることができます。
「発達学分野」は、心理学、教育学・保育学の視点から、人間の発達を中心的なテーマとして、学習および研究に取り組めます。それぞれの専門領域から、人間とその発達および文化的、教育的、社会的環境との相互作用への理解を深め、専門家としての知識や技術を学び、身に付けることができます。
「臨床心理学分野」は、心の専門家としての研究と同時に「公認心理師」、「臨床心理士」の養成を目的としています。国家資格である公認心理師試験の受験資格を取得でき、さらに臨床心理士受験資格取得のための第1種指定大学院として、心の理解、アセスメントや援助技法を演習や講義を通して学びます。実際の病院や学校などでの学外実習や本学付属の心理臨床相談室でのカウンセリング実践の実習も充実しています。

人間生活学専攻(博士課程後期課程)

本専攻は、前期課程の上に積み上げる方式ではなく、人間生活学関連の諸問題に適切に対応する立場から、前期課程の2専攻の領域を深化・統合。総合的・学際的な人間生活の諸問題の研究・教育を目指しています。前期課程における教育を基礎としつつ、さらに専門領域の研究を高度化し、発展させることが可能です。
本専攻には、「消費者科学領域」、「人間環境学領域」、「人間発達学領域」の3領域を設けています。「消費者科学領域」では、消費者行政および企業を含めた消費者関連問題の解明を目指す生活経営学、消費者教育を学びます。「人間環境学領域」では、消費者科学領域と人間発達学領域の双方からアプローチする環境衛生学、食品栄養科学、生活薬科学を学びます。また「人間発達学領域」では、人間発達に関する諸問題について理論的解明を目指すとともに、家庭・学校・地域社会・病院・企業などにおける臨床場面での実践も考慮した社会心理学、臨床心理学、芸術療法学を学びます。いずれの領域も高度な専門的研究ができるカリキュラムを編成しています。

薬学研究科

薬学研究科の理念

近年、薬学という学問領域は、教育の面でも研究の面でも大きく変化しています。教育面では、医療人としての薬剤師の養成が薬学部に強く要求されるようになり、2006年度からは修業年限が6年に延長されるとともに、臨床を重視した薬学教育へと大きな変革を遂げています。一方、研究面では、創薬研究のアプローチに関して、創薬モダリティが加速度的に拡大しています。また、薬を受け取る生体側の情報に立脚した投薬(オーダーメイド医療)は、患者の負担を低減する適正な医療を提供するのみならず、無駄な医療費の削減を可能とし、社会への貢献につながることが指摘されています。
創薬や医療の現場では最新の知見や技術を基盤とした創薬や新しい治療法が次々と導入されており、それに伴って従来と異なるタイプの解決することが困難な問題が次々と発生しています。このような背景のもと、金城学院大学大学院は薬学分野において高度な専門知識、研究能力及び倫理観を有し、問題の抽出と解決を図る能力を有する薬学研究者、医療従事者の養成のために、既存の6年制の薬学部を母体とする4年制博士課程である薬学研究科を2022年4月に開設しました。

薬学専攻(博士課程)

本研究科では、「特論必修科目」、「特論選択必修科目」、「演習必修科目」、「演習選択必修科目」、「課題研究」の科目群を設け、幅広く高度な知識や能力を身につけることが可能となる教育課程を編成しています。教育課程は、医薬品化学分野、物理・薬剤学分野、応用生物学分野、薬物学分野、実践医療薬学分野の5分野を設置し、入学した大学院生はいずれかの分野の指導教員の指導のもとで課題研究を実施します。医薬品化学分野では天然物化学、有機化学を、物理・薬剤学分野では物理化学、薬剤学を、応用生物学分野では生化学、分子生物学、衛生薬学を、薬物学分野では薬理学を基盤とする基礎研究を創薬研究に展開させることを目的とした教育・研究を実施します。実践医療薬学分野では医薬品情報学、薬物治療学、臨床薬剤学を基盤として臨床現場を意識した教育・研究を実施します。