基本情報

世界から見えるヒトレトロウイルス研究教育拠点を構築し
グローバルネットワークのハブとなることを目指す
本共同研究センターの母体の一つとなった熊本大学エイズ学研究センターは、1997年4月に日本の大学では初めてのエイズ研究に特化したセンターとして設立されました。グローバルCOEプログラム「エイズ制圧を目指した国際教育研究拠点」において、海外拠点の設置、若手研究者育成および国際共同研究を推進し、事後、最高位評価も受けてきました。また、今年で21回目を迎える、国際セミナー「熊本エイズセミナー」も主催してきました。本大学では、このエイズ原因ウイルスHIV-1に加え、同じヒトレトロウイルスである、成人T細胞性白血病(ATL)原因ウイルスHTLV-1に関する研究も盛んになされています。そしてこれらウイルスに共通するのは、「まだ完治にまで至っていない」という事実です。HIV-1感染者はウイルスを抑えるために一生涯、服薬を強いられているなど、これら感染症が人類にとって脅威であることに何も変わりはありません。これら現状を踏まえ、熊本大学キャンパスでは特に、これら感染症に対するワクチンの開発や潜伏感染の排除に向けた基盤研究を進めています。そして、これら感染症を主な対象とした教育コース「感染症およびエイズの克服を目指した先端研究者育成コース」を通して若手人材の育成も進めています。熊本大学キャンパスでは今後、次世代Principle Investigator、特にグローバルネットワーク環境下での育成にもさらに注力します。
研究科・専攻
研究室 | 分野 |
---|---|
感染予防部門 | 臨床レトロウイルス学分野 |
感染免疫学分野 | |
ゲノミクス・トランスクリプトミクス学分野 | |
病態制御部門 | 感染・造血分野 |
レトロエレメント学分野 | |
治療研究部門 | 造血・腫瘍制御学分野 |
エイズ診療学分野 | |
ワクチン学分野 | |
国際先端研究部門 | 分子ウイルス・遺伝学分野 |
国際連携分野 |
問い合わせ先
ヒトレトロウイルス学共同研究センター/熊本大学キャンパス(旧エイズ学研究センター)
所在地・アクセス
ヒトレトロウイルス学共同研究センター/熊本大学キャンパス(旧エイズ学研究センター)
〒860-0811 熊本市中央区本荘2丁目2番1号
JR熊本駅から市営バス:第1環状線(本荘経由)に乗車、「大学病院前」下車
交通センターから市営バス:八王子環状・御幸木部・野越団地行きに乗車、「大学病院前下車」
◆本学の募集要項はこちらから
https://kumamoto-u-jrchri.jp/graduate/