鳴門教育大学大学院

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先輩の声

学校教育研究科

 

「学校教員養成プログラム」を利用して、教員免許状を取得するとともに、自らの研究課題を追究

人間教育専攻
人間形成コース
修士課程 2011年3月修了
松田紳吾さん

関西福祉大学社会福祉学部卒業後、小学校教員をめざして2008年4月に大学院入学。3年間の「長期履修学生制度(学校教員養成プログラム)」を利用して、1年目は一種免許状取得に必要な学部の授業を、2年目からは大学院の授業を受講し、3年目は主に修士論文の作成に励んだ。2011年度徳島県教員採用試験合格。同年4月から徳島県内の小学校に教員として勤務。

3年間で教員免許状と修士の学位を取得する

出身大学では、福祉に興味を持って学んでいたため、教員免許状を取得しなかった松田さん。鳴門教育大学大学院では、3年間で教員免許状と修士の学位が取得できる「学校教員養成プログラム」を受講した。

大学時代、ボランティア活動で子どもたちと触れ合ううちに「自分は教員になりたいんだ」と確信しました。そこで学部卒業後、教員免許状が取得できる大学院に進もうと考えました。鳴門教育大学を選んだのは、出身地の徳島県で学ぶことで自分の力を発揮できると思ったから。そして、学部から取り組んできた、体験活動についての研究をさらに深めるため、人間形成コースに決めました。

学校教員養成プログラムは、「長期履修学生支援オフィス」による学習面と生活面のサポートが充実している。また、3年間の学費は通常の2年分なので、安心して勉強に打ち込める。

1年目は、学部学生と一緒に学部の授業を履修します。授業が多く大変でしたが、長期履修学生支援オフィスの先生が、履修相談や教育実習に向けた模擬授業など、きめ細かく指導してくださったおかげで効率的に学ぶことができました。2年目からは主に、大学院の授業を現職教員や社会人といった意識の高い仲間と共に学びました。ゼミでの討論や研究は、経験に基づいた視点や考え方、研究に取り組む姿勢など、とても勉強になりました。

理論と実践、仲間との交流、豊かな自然──理想の学習環境がここにある

人間形成コースは、心理学や哲学、教育史など、幅広い学問領域から人間の発達や形成について考えるのが特色です。私は教育社会学を専攻し、理論と実践の両面から学びました。実践面では、近隣の小学校で実習を経験したほか、ゼミの中国研修では現地の学校を訪ねました。実践の場というのは、大学が用意してくれるものだけでなく、自らが求めれば必ず見つかるものです。私は1年目から地元の小学校でボランティア活動をするなど、授業で学んだ理論を実践できる場を積極的に探すようにしていました。

松田さんは、小学校での実習やボランティアを体験した結果、問題を抱えている生徒が多いと感じたという。学校現場における課題が多様化する今、どのような教員をめざしているのか尋ねてみた。

大学院では、人間とは何か、よりよく生きるにはどうすればいいのか、人間形成について探究してきました。ここでの学びを生かし、子どもたちが互いを認め合い、安心して過ごせる学級をつくりたい。いつでも笑顔で生徒を迎えられる教員をめざし、これからも研鑽したいと思っています。

 

先輩の声

学校教育研究科

 

スクールリーダーを養成する専門職学位課程(教職大学院)で高度な実践力を身に付ける

高度学校教育実践専攻
学校臨床実践コース
専門職学位課程 2012年3月修了
今村有紀さん(写真右)

高知女子大学(現高知県立大学)卒業。大学で中学校・高等学校教諭一種免許状(国語)を取得し、高知県内の中学校に国語科の教員として勤務。2010年4月、派遣制度を利用して鳴門教育大学大学院に入学。2012年3月に大学院を修了し、同4月から教育現場へ復帰。

教育現場で不登校などの問題に直面し、その解決方法を探るために教職大学院へ

教職大学院で学ぼうと思った理由、また、大学院での学習・研究の流れについてお聞かせください。

私は高知県の中学校で教員をしていて、そこで不登校生徒の支援に携わりました。不登校については、高知県でも教育上の大きな課題として認識されていましたが、簡単に問題が解決したり、好転したりする性質のものではなく、苦闘する日々を送っていました。そうした中、不登校支援に関する専門知識や実践手法などを修得する必要があると考え、派遣制度を利用して教職大学院で学ぼうと思い立ちました。
専門職学位課程の1年次は、前期に最新の教育事情や情勢に関する授業を受け、単独やグループで課題に取り組み、後期はカウンセリングの技法などについて学びました。2年次になると、教育現場における臨床実習が主になります。フィールドワークで経験したことや学習したことを、最終的に報告書としてまとめます。これは修士論文の代わりになるものです。

教職大学院で2年間学んだことで、手応えはありましたか? また、どのような成果が得られましたか?

例えば、大学院ではカウンセラーの職務についても学びました。こちらから話すより相手の話を聞くことが重要になるといった、教師とは異なるカウンセラーの役割などは、体験してみて初めてわかるものだと思います。一方で、1年次で学んだ理論を、2年次の実習で実践的にアウトプットしていかなければならなかったのですが、そこはなかなか思うようにいきませんでした。
教職大学院には、さまざまな府県から現職の教員が集まります。そうした仲間から、他府県の現状や、それぞれが教育現場で経験したことなど、たくさんの生の情報が得られたのは、とても大きかったと思います。
少し距離を置いて客観的に教育の現場を見ることで、わかってきたことも少なくありません。現状でも、教員をはじめ、スクールカウンセラーやソーシャルワーカー、支援員など、それぞれが教育の現場でさまざまな形でがんばっているのですが、協力態勢や情報共有などに関しては万全とはいえず、まだまだ改善の余地があるように感じます。そうした点を強く意識しながら、教職大学院で修得した知識や実践力を現場で生かしていきたいと思っています。

「大学院修学休業制度」を利用して進学を希望される現職教員の方へ

同じく専門職学位課程で学ぶ前川さよみさん(写真左)にお聞きします。今村さんは大学院への派遣研修を利用して学んでいるということですが、前川さんは違うのですか?

私は大阪府で教員をしております。大学院修学休業制度を利用して、鳴門教育大学大学院で学んでいます。休業中は、教員の身分を保有したまま大学院で学ぶことができますが、給与は支給されません。
鳴門教育大学大学院には、大学院修学休業制度を利用して進学してきた現職教員を対象にした「授業料特別免除制度」があります。私はこの制度に申請し、選考の結果、授業料の全額免除となりました。国立大学といえども、授業料は少ない額とはいえません。私の場合、授業料特別免除制度がなくても大学院で学んだとは思いますが、やはり、授業料を全額免除していただけたのはありがたかったと思います。


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