日本社会事業大学大学院

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福祉マネジメント研究科
古屋龍太 先生
社会福祉分野でわが国唯一の専門職大学院。福祉専門職として現場をリードするプロを育てる
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福祉マネジメント研究科

社会福祉分野でわが国唯一の専門職大学院。福祉専門職として現場をリードするプロを育てる

福祉マネジメント研究科
研究科長
古屋龍太先生

精神保健福祉士(PSW)として国立精神・神経センター病院に26年間勤務。2008年より本学専門職大学院に実務家教員の准教授として就任、2015年より教授。現在、日本精神保健福祉士協会理事、日本デイケア学会副理事長、認定社会福祉士のスーパーバイザーなどを兼務。著者に「精神科病院脱施設化論」など。

改革を重ね、今、そして将来必要とされるスキルのための教育を

1946年、厚生省(当時)の委託を受け、社会福祉の専門職業人を養成するため、日本社会事業大学の前身である日本社会事業学校が誕生。以来、半世紀以上にわたり福祉教育の先駆的役割を果たしてきた。2004年には、社会福祉分野におけるわが国唯一(※)の専門職大学院として、日本社会事業大学大学院福祉マネジメント研究科が開設される。質の高い福祉専門の職業人を育てる独自の教育体制について、福祉マネジメント研究科の古屋龍太研究科長に伺った。
※2019年4月1日現在

少子高齢化が進行しているわが国では、65歳以上の高齢者が40パーセントを超え人口が急速に減少するという、人類が初めて経験する変動期の到来が目前に迫っています。この社会の大きな変化を乗り越えるためには社会福祉の充実が不可欠。つまり、福祉専門職のニーズは年々増加しているわけです。
そうしたニーズに応えるために必要とされているのが、効果的効率的な経営を行うマネジャーとなる人材、およびスーパーバイザー(指導者)として活躍できる福祉専門職です。しかし、質の高い専門職の数はまだまだ不足しています。
そこで当研究科では、実践的な事例研究や講義、実践課題研究を多く取り入れ、現場に必要とされる知識・実践力・対応力・判断力・発想力などを養うことにより、社会福祉の現場や組織の経営を改革できる人材の育成に力を注いでいます。さらに2004年の設立以降、働きながら学べる長期履修制度や指定法人制度の導入、認定アドバンスソーシャルワーカーの創設、「福祉人材の育成と管理」を中核にすえたカリキュラムの改革など、社会のニーズをいち早くキャッチし、ニーズに対応できる人材の育成のために必要な教育改革を次々と実現してきています。

現場での経験から生じる学びへの意欲に対応するカリキュラム

社会に出て実際に仕事を始めてから、学びの大切さを痛感することも多い。福祉マネジメント研究科は、社会人にとっても学びやすい環境を整え、効率的なカリキュラムを設定している。

大学卒業後、現場で仕事をするうちに、大学での学びだけでは対応できない問題にぶつかることがよくあります。一方で経験を積み重ねるにしたがって「もっと高いスキルを身に付けたい」「組織の運営や人材の育成についても学びたい」といった、新たな学びのポイントを見いだす機会もあるでしょう。本研究科は、こうした意欲を持つ方々が、学びによって最新の知識と技術を修得しつつ、ソーシャルワークの分野でスーパーバイズできる力を身に付けたり、組織やチームをマネジメントできる力を獲得する場です。現場に戻ったときに、必要とされるさまざまな力を学ぶ場です。
中でも2年間の長期履修制度は、働きながら学び、福祉マネジメント修士(専門職)を取得したい人にとっては画期的な制度といえるでしょう。都心にあってアクセスのよい文京キャンパスで行われる週2日(木・金曜日)の夜間授業、土曜日の演習、集中講義の受講により、無理なく仕事と学業を両立させることができます。実際、社会福祉法人やNPO法人のスタッフとして活躍している人々や、組織の中間管理職・ベテラン経営層の人々が多く学んでいますね。
また、金曜日午後の演習の授業(年間10回程度)に出席できる方は、1年間の集中した学びによって福祉マネジメント修士(専門職)を取得できる「1年履修」形態もあります。こちらは、専門教育訓練給付の対象講座となっており、多くの院生が入学前に申請しています。

アドバンスソーシャルワーカー認定資格により、力のある人材を世に

社会福祉士に対する期待は年々高まっている。国による制度づくりが進む中、「認定社会福祉士」および「認定上級社会福祉士」といった認定資格が注目されている。こうした動きをふまえ、福祉マネジメント研究科では2009年度から「アドバンスソーシャルワーカー」という独自の認定資格を導入している。

福祉マネジメント修士(専門職)の学位を取得した福祉専門家に期待される能力を審査し、一定の基準に達した者に与えられるのが「アドバンスソーシャルワーカー」資格。 現場で要求される実践能力を十分持ったスーパーバイザーまたはマネジャーとして社会的な認証を受けることを目標とするため、実践における評価が認定取得のポイントとなります。本研究科では、アドバンスソーシャルワーカーをめざす者のために、2年履修、1年履修修了後も引き続き講義を選択受講できる「修習生制度」を導入しています。

各自の経験を生かし、ソーシャルワーク実践をともに考える

福祉マネジメント研究科には、全国各地から高い意欲と目標を持った人材が集まる。福祉の現場で経験を積んだプロたちが切磋琢磨しながら、さらなるステップアップをめざす。

本研究科では、医療・保健・福祉・介護の現場にとどまらず、司法・労働・教育等の分野でさまざまな経験を積んだ人たちが共に学んでいます。社会福祉の現場はとても幅広いため、職場や環境が異なる人々と意見を交わしながら学ぶことが「学び」そのものの視野を広げてくれます。お互いの実践経験を生かし、福祉専門職としてステップアップするには最適な環境だといえるでしょう。また本研究科には、入学後に所定の単位が認められる「科目履修生」制度や、「リカレント講座」など気軽に参加できる講座が設けられていますから、興味のある分野には積極的に取り組んでほしいですね。
私自身、精神保健福祉士として現場における課題に長年携わってきました。こうした経験をふまえ、今わが国が直面し、早急に解決策を見いだしていかなければならない数々の課題について共に考え、それを実践できる人材の育成に力を注いでいきたいと考えています。