政策研究大学院大学(GRIPS)

[国立]

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研究科・専攻

研究科・専攻

本学は、1研究科(政策研究科)1専攻(政策専攻)の編成による教育を展開しています。
その特徴は、多様で柔軟な教育プログラムと従来の学問領域の枠を超えたカリキュラム。1研究科の中で現実的必要に応じて多様なプログラムを設定する方式を採用し、その内容は各教育プログラム政策研究の進展や社会的変動に伴う行政課題の変化に対応して柔軟に見直しています。専門科目として政治学系科目および経済学系科目、政策研究に関する多くの学問領域に渡る総合系科目、政策課題固有な科目、語学系科目の5つの科目を設けており、各教育プログラムは、これらの科目群の中からそれぞれの政策課題に応じたカリキュラムを構成することで、1つの専門に縛られない体系的なカリキュラムを提供します。
基本的には、日本人学生を対象とする講義は日本語、留学生を対象とする講義は英語で行われますが、日本人学生も英語の講義を履修することが可能です。また、春・夏・秋・冬の4学期制によって、インテンシブな教育を行っているため、高い教育水準を保ちつつ、短期間での学位取得も可能です。

全国から現役行政官などが集う「研鑽の場」

本学の学生の多くは、中央省庁や政府機関、全国の地方自治体、民間企業などから派遣されたミッドキャリアの職員であり、公共政策一般、あるいは、地域政策、医療政策、農業政策、科学技術イノベーション政策などの各分野のプロフェッショナルとなるべく学んでいます。

日本人修了生の主な勤務先(2023年3月修了者のデータより)

分類 修了生数 割合 主な勤務先例
政府機関 59 70% 農林水産省、国土交通省、防衛省、東京消防庁、東京税関、衆議院事務局、独立行政法人国際協力機構(JICA)、独立行政法人都市再生機構、静岡県庁、香川県庁、さいたま市役所、呉市役所、鹿児島市役所 など
研究・教育機関 3 4% 国立大学法人東京大学、国立研究開発法人国立国際医療研究センター など
民間企業 16 19% 東京地下鉄株式会社、東日本旅客鉄道株式会社、鹿島建設株式会社、株式会社野村総合研究所 など
その他 6 7% 新卒、一般財団法人日本気象協会 など

国際的な教育研究環境に身を置く

本学の学生の半数以上は、世界50以上の国や地域からの留学生で、自国の政策立案に携わっている行政官です。世界中から集まったミッドキャリア行政官と日常的に議論・交流をし、切磋琢磨する環境に身を置くことができます。また、国際学生寮に入居して、レジデントアシスタントとして日々の生活の中で交流することもできます。

学生数(2023年5月1日現在)

日本人 留学生 合計
修士課程 100 145 245
博士課程 18 26 44
修士・博士一貫プログラム 10 63 73
合計 128 234 362


在学生・修了生の主な出身国

アジア

インド/インドネシア/韓国/カンボジア/シンガポール/スリランカ/タイ/中国/日本/ネパール/パキスタン/バングラデシュ/フィリピン/ブータン/ベトナム/マレーシア/ミャンマー/モルディブ/モンゴル/ラオス など

アフリカ

アルジェリア/ウガンダ/エジプト/エチオピア/ガーナ/ケニア/ザンビア/シエラレオネ/ジンバブエ/タンザニア/ナイジェリア/ボツワナ/マラウイ/モーリシャス/ルワンダ など

欧州

アゼルバイジャン/ウクライナ/ウズベキスタン/カザフスタン/キルギス/ジョージア/スロバキア/タジキスタン/チェコ/ドイツ/トルクメニスタン/ハンガリー/ブルガリア/ポーランド/ルーマニア など

大洋州

オーストラリア/トンガ/パプアニューギニア/フィジー など

中東

アフガニスタン/イラン/トルコ など

中南米

エクアドル/エルサルバドル/コロンビア/チリ/ドミニカ共和国/ニカラグア/ブラジル/ペルー など

北米

カナダ/米国

特徴的な取り組み

■夜間・土曜、夏季集中での履修も可能

主力の昼間開講プログラムに加え、六本木キャンパスの立地を活かし、夜間と土曜日に学ぶ修士課程プログラム「国際的指導力育成プログラム(Global Leadership Development Program)」「科学技術イノベーション政策プログラム」を開講しています。
これらの学位プログラム以外にも、夏季集中の履修証明プログラムや研修プログラムなど、行政官ら学ぶ人のニーズに合わせた柔軟なプログラム運営を行っています。

国際的指導力育成プログラム(Global Leadership Development Program):
https://www.grips.ac.jp/jp/education/dom_programs/gld/
科学技術イノベーション政策プログラム:
https://www.grips.ac.jp/jp/education/dom_programs/innovation/

その他の教育プログラムについては、下記をご参照ください。
https://www.grips.ac.jp/jp/education/index/

■行政官に求められるデータサイエンスの力

行政官にとってデータサイエンスは必須の素養であるとの認識の下、本学ではデータサイエンス基本科目「データサイエンス基礎」と「実践データサイエンス」を中心にデータサイエンス教育に注力しています。理論、プログラミングから応用まで、統計学、機械学習の手法を学び、エビデンスに基づく政策立案に資する実戦的なデータ解析能力を身につけることができます。 また、計量経済学、オペレーションズ・リサーチ、地理情報システム等の関連分野も学ぶことで日常の実務に生かせる実践力を涵養します。

本学で学べるデータサイエンス関連科目例
日本語科目 データサイエンス基礎、実践データサイエンス、政策科学のためのデータサイエンスと情報数理 I, II、計量経済学、計量経済学の応用と実践、数理モデル分析、計画と評価の数理、都市政策の空間分析、費用便益分析
英語科目 Introduction to Data Science, Data Science in Practice, Data Science for Public Policy, Introduction to Quantitative Methods,
Quantitative Social Systems Analysis, Introduction to Applied Econometrics, Applied Time Series Analysis for Macroeconomics, Applied Econometrics, Applied Econometrics Practice, Time Series Analysis, Economic Modelling for Policy Simulations, Computer Programming for Economics, Advanced Econometrics I, II, III, Cost Benefit Analytics I, Mathematical Modeling Analysis

■行政官に求められるプロの英語力を鍛える

英語力向上の取組を強化しており、「Discussion and Debate for Policymakers」などの行政官向け英語科目の開講に加え、プロフェッショナル・コミュニケーションセンター(CPC)によるワークショップや個別指導を実施しています。語学としての英語を越えて、行政官向けの英語力強化に向けた取組を重視しています。また、修士課程国際プログラムに入学した場合は、全ての授業を留学生と共に英語で履修し、修了することができます。

本学の最新情報をSNSで発信しています。
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YouTubeチャンネルで在学生の声や授業の一環として開催しているGRIPS Forumなど、本学での学びをご覧いただけます。 https://www.youtube.com/user/GRIPSJAPAN

世界で活躍する修了生の今をご紹介しています。
https://www.grips.ac.jp/jp/alumni/almo/

SDGs達成への貢献は、本学における重要事項です。
本学の教育研究活動とSDGsの関連を特設ウェブサイトでご紹介しています。
https://www.grips.ac.jp/sdgs/ja/

本学の募集要項はこちらから
https://www.grips.ac.jp/jp/admissions/guidelines/