拓殖大学大学院

[私立]

  • この大学院の資料を請求する
大学院紹介
基本情報
研究科・専攻
CLOSE UP!
経済学研究科 国際経済専攻
岡崎哲郎教授
目の前の問題と向き合い自分なりの結論へと導く、確かな「考察力」を身に付ける
一般入試
入試要項
この大学院の資料を請求する

CLOSE UP! 教員インタビュー

経済学研究科 国際経済専攻

目の前の問題と向き合い
自分なりの結論へと導く、
確かな「考察力」を身に付ける

岡崎哲郎教授

慶應義塾大学大学院経済学研究科後期博士課程単位取得満期退学、千葉商科大学教授などを経て拓殖大学政経学部教授。担当科目は「ミクロ経済学特論」「公共経済学A・B」など。ゲーム理論の手法を用いて公共の利益と私的誘因の関係について研究を続ける。

経済学の手法を用いて社会が抱えるさまざまな諸問題に向き合う

岡崎先生の現在の研究テーマを教えてください

学生時代から長年「ゲーム理論」についての研究を続けていましたが、今は少し視点を変え、政治的な問題や政策決定の背景を経済学の手法を用いて分析するなど、政治経済学を主なテーマとして研究を進めています。例えば選挙の時に有権者は優秀で能力のある候補者や政党に投票したいと考えるわけですが、どうやってその政党や候補者が「優秀で能力がある」と判断しているか考えると、さまざまな情報の伝わり方によって投票行動が変わる可能性があります。そして政党もその影響を考えて自分たちが訴える政策内容をコントロールする。そうした政党間の競争関係によってどのような結果が出ているか、ゲーム理論を用いて分析する――といった研究も行います。
そこで大切になってくるのは、答えではなく「自ら問題点を見つけ、経済学的手法を用いて考える」というプロセス。こうした研究に取り組むことで、複雑怪奇な社会の理解が少しでも進むのではないかと思っています。

学生の問題意識を引き出し「経済的手法を駆使して」解決する

大学院での2年間でどのような力を育成したいとお考えですか?

本専攻では、学部での学びをさらに深めてさらに経済学の勉強を追求する方もいれば、経済学的な手法を用いて政治や社会の問題を考えたいという方など、さまざまな目的・目標をもった学生が研究を続けています。所属する研究室によって学びの内容は異なることと思いますが、私の研究室は、学生自身に「学びたい」内容を決めてもらい解決に向けて自由に研究をしてもらう、そのために必要な指導・サポートを行うというスタンスを取っています。自分なりの問題を見つけ、これまで学んだ経済学的手法のどれを用いるべきかを考え、解決へと導く――まずは経済学的手法を「しっかりと使いこなす」ことをめざしています。
経済学というと数学的要素が強いというイメージを持つ方も多いと思いますが、それよりも「何を問題とするか」「その問題はどのような構造を持っているのか」を考えることが重要。数学はそうした理論を考えるうえでのツールにすぎません。確かに数学が得意な方が考察もスムーズに進むかもしれませんが、用いた経済的手法の理論構造が理解できていれば、数学が苦手でも、ある程度の問題を解くことはできるはずです。

社会の中で「答えのない問題」と向き合う考察力・解決力を育てたい

目まぐるしく変わる現代において経済学を学ぶことの意義とは?

私は何よりも「論理的に考える」ことが経済学の大きな特長だと考えています。経済学を深く学べば学ぶほど、社会のさまざまな問題に対して論理的に考える姿勢も身に付くのではないかと思うのです。われわれは社会の中で「答えのない問題」にぶつかった時に悩み、頭を使い、解決への道筋を模索します。その時に、「どうやって考察し、解決するか」を考えられる力を身に付けていないと、社会の一線で活躍することは難しいのではないでしょうか。
経済学は社会の中にある問題を「できる限り論理的に」考察しようとする学問であり、答えを見つけることよりも「どうやってその答えを導き出すか」そして「その時に何をファクターとして考えるのか」を重要視します。また、大学院での2年間はその部分をより追求するだけでなく、問題解決のプロセスを考える経験を、論文作成を通じて積み重ねることもできる貴重な時間でもあります。こうした経験は社会に出た後、どのような道に進んだとしても、必ず役立つ力となっているはずです。

「確かな思考力」で幅広い分野で活躍できる人材に

最後に進学を検討している方へのメッセージをお願いします

私は「○○について考えよう」といったテーマを学生に与えることはありません。ですからまずは自分で問題を見つけ、自分でそれを解決しようという、高い問題意識と意欲のある方に来ていただきたいと思っています。目まぐるしく変わる国際社会においては、新たな問題を見つけ、それを新たな手法で解決する力が求められる場面は今後さらに増えていくはずです。大学での4年間は大教室での授業が中心となりがちで、「自分で考える」という機会を持つことが少ないのが現状ですが、本専攻は、何よりもそうした「考える経験」を積むことを重視した教育を展開しています。社会に出て必要とされるのは試験で点数を取れる人間ではなく、目の前にある問題と向き合い、考え、自分の結論まで導くことができる力。そうした力を身に付けるためのサポートをすることがわれわれの役割だと考えています。