拓殖大学大学院

[私立]

  • この大学院の資料を請求する
大学院紹介
基本情報
研究科・専攻
CLOSE UP!
経済学研究科 国際経済専攻
市川哲郎教授
現実の経済活動を題材に社会で活躍できる専門性と問題解決力を育てたい
一般入試
入試要項
この大学院の資料を請求する

CLOSE UP! 教員インタビュー

経済学研究科 国際経済専攻

現実の経済活動を題材に社会で活躍できる
専門性と問題解決力を育てたい

市川哲郎教授

1998年横浜国立大学経済学部卒業後、豊田通商へ入社、慶應義塾大学大学院経済学研究科、一橋大学経済研究所アジア長期経済統計データプロジェクト、2003年より駿河台大学、2019年より拓殖大学政経学部教授。現在の研究課題は「文化の差異と国際貿易・海外直接投資」。

国際化・情報化が進む中で「文化の差」が経済・貿易に及ぼす影響を考える

市川先生の研究内容について教えてください。

私の研究課題は「コミュニケーション・ネットワークと国際貿易」から、今、「文化の差異と国際貿易・海外直接投資」へと推移しています。かつては海外へ1枚のレターを送るだけでも数百円単位の費用と手間が掛かっていましたが、今では電子メールをはじめとした諸ツールの利用が可能となり、劇的に費用が下り、文字情報や動画、AR(仮想現実)に至るまでインターネット上で通信できるようになっています。
そのため、私たちは異なる文化を持つ人と直接交流し、これまで知らなかった音楽やファッション、食事など新たな文化にダイレクトに触れることも可能となりました。しかしそれらのすべてがすぐに受け入れられ、広まり、ビジネスや流通へと発展するかといえばそうではありません。では、各国の独自の文化や考え方の違いは国際貿易・海外直接投資にどう影響するのか。それを考え、検討しています。

物流システムの発展と経済・国際貿易への影響を実証的に探究

現在、先生の研究室に所属している学生はどのような研究を進めていますか?

私の研究室で学ぶ学生は中国からの留学生が大部分ですが、私自身の研究課題の推移を知ったうえで出願してくる学生がほとんどです。研究テーマも「物流の情報化が国際貿易に与える影響に関する実証分析」「サプライチェーンマネジメントにおけるAIの応用の可能性」など、物流システムの発展と経済、あるいは国際貿易への影響を検討したいと入学してくる学生が増えているように思います。
今、私たちの生活を支えるさまざまな製品は、世界各国で作られた「パーツ」を集め、組み立て、製造されたものです。何らかの事情で一部でも流通が寸断されれば、その影響はあっという間に世界中に広まります。ではなるべく効率的に、欲しい時に欲しい量を流通させるためにはどうすべきなのか。さまざまなデータを収集しながら実証的に追求していきます。

社会が求める力を有する「プロフェッショナル」としての活躍を!

経済学研究科での学びを終えた後、学生にはどのような活躍を期待していますか?

経団連からの雇用慣行の見直しの提言もあり、従来の主流だった「メンバーシップ型雇用」から、必要な知識・技術をあらかじめ有する人材を採用する「ジョブ型雇用」へと切り替える企業が増えています。それに伴い、「学生を新卒で一括採用して企業内で育てる」といった流れも大きく変わっていくことも予想されています。一方、能力を身に付けた人にとってそれは、「年齢が若くても、能力相応の待遇で採用される可能性が広がった」ということでもあります。この点からも、大学院博士前期課程は研究者としてのスタートアップに加えて、優位にジョブ型雇用に応募するための能力を磨く時間ともいえると思います。
私自身も大学卒業後、商社で勤務した経験がありますが、博士課程に進んだ頃に当時を振り返り「大学院で学んだ知識があれば、日々の業務の中でもっと多くの事柄に気づき、フィードバックもできただろう」と感じたのを覚えています。ぜひ大学院での学びを通じて、実際に社会で活躍するための知識・経験を存分に磨いていただきたいと思っています。

日本語と英語、そして第三の言語である数式を自分の「ツール」に!

大学院受験を考えている皆さんへのメッセージをお願いします。

経済研究科で学ぶ学生の多くは、金融機関や商社で専門職、スペシャリストとして活躍したいという希望を持っています。大学院修了後、企業に就職するにせよ、研究を続けるにせよ、やはり院生には学部卒の学生より高い能力を磨いていただきたいと思っています。特に、日本語だけでなく複数の言語、例えば英語や数学・数式を自分のツールとして使いこなし、そしてそのツールを用いてより多くの情報を入手し、理解する力を磨いてほしい。それによって与えられた課題や自分が抱えている関心に対して、より多く、より深い解決策や解答を手に入れることができるはずです。
研究とは自分の知的好奇心に触れたり、満たしたりする事柄をまとめ「教科書に書かれていなかった部分を自分で新たに書き加える」こと。現実に行われている経済活動を題材にさまざまな情報を収集し、常に自分の研究課題との関連性を追求していってください。