電気通信大学大学院 情報理工学研究科

[国立]

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研究科・専攻

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情報学専攻

情報学とテクノロジーを駆使し、メディア・経営・セキュリティ分野が進化する

「メディア情報学」「経営・社会情報学」「セキュリティ情報学」の3つのプログラムで、情報に関する学問をハード・ソフトの両面から幅広く学び、高度コミュニケーション社会に寄与する情報の応用・活用分野の高度専門技術者を養成します。
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2023年4月から、下記の通り、「デザイン思考・データサイエンスプログラム」を新たに設置しました。
【報告】デザイン思考・データサイエンスプログラムの新設について

「メディア情報学」「経営・社会情報学」「セキュリティ情報学」の3つのプログラムで、情報に関する学問をハード・ソフトの両面から幅広く学び、高度コミュニケーション社会に寄与する情報の応用・活用分野の高度専門技術者を養成します。

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メディア情報学

映像、音響、触覚などの情報処理を用いた五感メディア、人工知能やエージェント技術を用いた知的メディア、人間の感情とメディアの関わりを探る感性メディア、メディアを駆使したコンテンツデザインなどを多面的に学びます。

研究のキーワード バーチャルリアリティ、感性情報学、マルチメディア処理、人工知能、画像処理、音響オーディオ処理、メディアアート、情報検索、知能ロボット など
経営・社会情報学

多様な組織における運営・管理を高度化するために、経営に関わる生産管理、品質・信頼性、サービス・サイエンス、オペレーションズリサーチのシステムやしくみを研究するとともに、人間心理・認知・言語、リスク工学、組織科学についても学びます。

研究のキーワード サービス・サイエンス、データマイニング、品質マネジメント、信頼性工学、経営工学、リスク工学、自然言語処理、人間工学、ソフトウェア工学、社会システム工学、交通流、ヒューマンコンピュータインタラクション、空間情報科学、機械学習工学、マルチエージェントシステム など
セキュリティ情報学

高い信頼性と、安全な社会基盤としてのインターネットや情報セキュリティの発展をめざし、「サイバー空間と実世界の安全性に対する脅威」に対抗する技術や管理・運用法、理論をハードとソフトの両面から学びます。

研究のキーワード 暗号理論、サイバーセキュリティ、プライバシー・個人情報保護、ネットワークセキュリティ、ネットワークアーキテクチャ、Internet of Things など
デザイン思考・データサイエンスプログラム

ビジネスや研究の指導的立場において、AIを創り、AIを使いこなし、AIを超えた次世代の人材を育成するため、新たな教育プログラムである「デザイン思考・データサイエンスプログラム」を2023年4月に設置しました。

研究のキーワード データサイエンス、データ分析、ビッグデータ、デザイン思考、システム思考、人工知能、機械学習、深層学習 など

情報・ネットワーク工学専攻

高度コミュニケーション社会を支える情報・通信・ネットワーク技術を発展させる

情報・通信・ネットワーク、メディア処理、マンマシンインタフェースや、それを支える数理情報解析技術、コンピュータ・電気電子システム技術など、高度コミュニケーション社会の基盤となる情報・通信・ネットワーク技術分野に関する教育研究を推進し、専門知識を縦横に応用できる豊かで柔軟な科学的思考能力を持つ人材を育成します。

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情報・通信・ネットワーク、メディア処理、マンマシンインタフェースや、それを支える数理情報解析技術、コンピュータ・電気電子システム技術など、高度コミュニケーション社会の基盤となる情報・通信・ネットワーク技術分野に関する教育研究を推進し、専門知識を縦横に応用できる豊かで柔軟な科学的思考能力を持つ人材を育成します。

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情報数理工学

物理現象、生命現象、経済活動、知的活動、社会システム、情報システムなどから社会の本質に潜在する課題を見抜き、モデル化や、コンピュータを用いた解析などから創造的に課題を解決できる人材を育成します。

研究のキーワード 高性能計算、シミュレーション、アルゴリズム理論、最適化、ゲーム理論、人工知能、機械学習、データサイエンス など
コンピュータサイエンス

コンピュータとその利用に関する幅広い基幹技術と理論を学び、ネットワークのアーキテクチャやソフトウェアの解析・設計・制御手法などを駆使して、次世代情報化社会の創出をめざします。

研究のキーワード アルゴリズム、計算機アーキテクチャ、ネットワーク、プログラミング言語、人工知能、ビッグデータ など
情報通信工学

情報理論、通信理論、符号化技術、ネットワーク理論、暗号技術などの理論と、ワイヤレスや光情報伝送のためのシステム・デバイス・回路の基本設計法や通信ネットワーク設計・構築技術などを研究し、未来の通信システムを構築します。

研究のキーワード 無線通信システム、情報セキュリティ、通信デバイス、情報ネットワーク、光通信、情報通信の基礎理論 など
電子情報学

音響、画像、知能情報処理、電磁波伝送、宇宙電波観測、情報伝送ネットワークなどに用いられる電子情報システムについて学び、高度コミュニケーション社会を支える電子・情報・通信システムを開発します。

研究のキーワード 信号処理、画像処理、音声音響、生体計測、宇宙地球環境、EMC、電磁界解析、高周波回路、半導体デバイス・システム、通信・ネットワーク など

機械知能システム学専攻

メカトロニクスの研究・開発により、人間と環境に調和する「ものづくり」を推進する

高度に電子化・情報化されたメカトロニクスの研究・開発に求められる多様な基礎知識と、機械工学、計測・制御工学、電子・情報工学などを総合してシステムを設計できる能力を身に付けた、高度な専門技術者を育成します。

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高度に電子化・情報化されたメカトロニクスの研究・開発に求められる多様な基礎知識と、機械工学、計測・制御工学、電子・情報工学などを総合してシステムを設計できる能力を身に付けた、高度な専門技術者を育成します。

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計測・制御システム

計測・制御、信号処理技術を核として、家電・情報機器、自動車、航空宇宙機器、プラントなどの制御、高度レーダ計測機器や生体情報計測に基づく医療機器など、人間にやさしい先端システムを創出します。

研究のキーワード レーダシステム、遠隔計測、制御工学、自律分散システム、セキュリティ、産業システム、生体計測・医療計測、脳計測、脳情報処理、機械学習、感覚運動メカニズム、バイオメカニクス、認知システム、ヒューマンインターフェース など
先端ロボティクス

ロボット工学を軸に、ロボットのメカニックと知的制御、ブレインマシンインタフェース、視触覚情報のセンシングと処理、マルチメディア情報に基づくインタフェース技術、バーチャルリアリティ技術などを学びます。

研究のキーワード メカトロニクス、MEMS、無人飛行ロボット、生物模倣ロボット、ソフトロボティクス、医療・福祉ロボティクス、筋電義手、認知ロボティクス、コンピュータビジョン、ヒューマンロボットインタラクション など
機械システム

計算機支援、創造的加工法の開発、生産システムの自動化・高度化などに関する基盤技術、材料の強度と破壊、熱と流体に関する物理と制御、計算力学と数値シミュレーションなどの機械工学を総合し、優れたシステムを設計できる専門家を育成します。

研究のキーワード スマートなものづくり、マテリアルサイエンス、3次元形状処理、材料・構造物診断、人工知能、コンピュータ支援設計・生産、流体機械、災害力学、環境・省エネルギー、カーボンニュートラル など

基盤理工学専攻

自然界の原理・真理を探究し、技術に展開。革新的な次世代要素技術を創出する

先進的な科学技術の多くは、自然界の原理や真理を探究する「理学」と、原理・真理を技術に展開する「工学」とが統合された「理工学」によって発展してきました。本専攻では、本学が担う「総合コミュニケーション科学」の基盤的な要素である「電子工学」「光工学」「物理工学」「化学生命工学」について教育と研究を行い、専門知識と国際的な視野に基づいて、新たな方法で課題に取り組む創造的な技術者を養成します。

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先進的な科学技術の多くは、自然界の原理や真理を探究する「理学」と、原理・真理を技術に展開する「工学」とが統合された「理工学」によって発展してきました。本専攻では、本学が担う「総合コミュニケーション科学」の基盤的な要素である「電子工学」「光工学」「物理工学」「化学生命工学」について教育と研究を行い、専門知識と国際的な視野に基づいて、新たな方法で課題に取り組む創造的な技術者を養成します。

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電子工学

半導体をはじめとする電子材料やデバイス、集積回路設計の設計・開発までをカバーするカリキュラムを用意。電子工学の基礎と実践的な応用力を身に付け、企業や研究所の研究開発現場で通用する人材育成をめざします。

研究のキーワード 半導体、超伝導、ナノマテリアル・設計、ナノデバイス、集積回路、量子ドット、ナノ光材料、ディスプレイ、センサー、エネルギー変換、量子機械学習、電波天文 など
光工学

光波の性質や物質との相互作用を理解し、精密計測やレーザー技術、太陽光発電や光メモリを実現する光機能材料、高速・大容量化する光通信を支える、光機能素子やディスプレイ装置など、光を用いた技術を幅広く研究します。

研究のキーワード 先端レーザー開発、量子エレクトロニクス、量子光学、光シンセサイザ、ナノフォトニクス、光情報通信、太陽電池、ナノ加工、極限光計測 など
物理工学

物理学を体系的に幅広く学び、原子や原子の集団である金属、半導体、誘電体、磁性体などの固体をミクロな視点で理解し、理学的視点と工学的手法を基盤に、新しい機能を持つ先端材料・素子を創造します。

研究のキーワード 原子・分子・レーザー科学、量子技術(量子シミュレーション、量子センシング等)、物性物理学、磁性・超伝導、統計力学、相転移、ナノトライボロジー など
化学生命工学

自然界にある優れた生体機能から電子・光・磁気機能材料や医療技術、バイオテクノロジーなどの開発に必要となる化学と生物学を総合的に研究し、環境にやさしく、資源の循環や社会を向上させる「未来型ものづくり」を担う人材を育成します。

研究のキーワード 脳・神経科学、細胞・分子生物学、健康・スポーツ科学、創薬、医療革新技術、計算材料開発、電子・光・磁気機能素材、分子イメージング、結晶工学 など

共同サステイナビリティ研究専攻

3大学の専門分野を活かし地球規模の課題解決に貢献できる博士人材を育成

電気通信大学は、東京外国語大学、東京農工大学と共に、貧困、紛争、食料・資源、エネルギー・環境、情報・ICTなどの地球規模の課題の解決に貢献できる文理協働の博士人材の養成に向けて、2019年4月に「共同サステイナビリティ研究専攻」を設置し、情報学分野、情報通信分野、ロボット制御分野、光工学分野において、グローバルな視点とイノベ―ティブな高度専門技術者の育成を行います。

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電気通信大学は、東京外国語大学、東京農工大学と共に、貧困、紛争、食料・資源、エネルギー・環境、情報・ICTなどの地球規模の課題の解決に貢献できる文理協働の博士人材の養成に向けて、2019年4月に「共同サステイナビリティ研究専攻」を設置し、情報学分野、情報通信分野、ロボット制御分野、光工学分野において、グローバルな視点とイノベ―ティブな高度専門技術者の育成を行います。

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研究のキーワード 社会システム工学、空間情報科学、都市・地域計画学、環境科学、災害科学、知的システム、人間中心システム、コンピュータ・ヒューマン・インタラクション、ソフトコンピューティング、人工知能、ゲーム、医用福祉機械、機能再建ロボティクス、筋電義手、パワーアシスト機器、リハビリテーション、カーボンニュートラル、廃熱回収技術、機械機器の効率向上、熱交換器、太陽熱有効利用、冷凍空調技術 など
特色

○これまでの3大学による様々な連携事業の実績を基に人材養成を展開
○文理各分野における卓越・ユニークな単科大学の協働により、国内外で活躍する強い人材を養成
○西東京エリアの近接地における実質的・効果的な教育の展開
○複合新領域の研究の推進

人材像

自身の専門性に軸足を置き、その専門的な観点から人類の未来の持続的発展のために、グローバル化社会の抱える地球規模の課題を分野横断的な問題として捉え、他分野の研究成果を取り入れることによってイノベーションを生み出すことができる学際的、越境的な実務人材

学位

Doctor of Philosophy 博士(学術)

カリキュラムの特徴

3大学の教育研究資源を効果的に活用し、国際連合の「持続可能な開発目標SDGs」の概念や視座を実践的に具体化することで、体系的かつ柔軟性のある文理協働型教育課程を提供

  • 普遍的かつ実践的学識を基盤とする国際感覚および国際通用性のある実践的理論・技法の修得
  • 高度な専門性の修得および多様な価値観・社会環境に対応できる適用力と調整できる合意形成力の醸成
  • 「理解」、「分析」、「実装」という3相(アスペクト)から成る包括的教育により、国際通用性のある論理的思考力と機能的伝達力を向上
  • 3大学の教育研究資源を十分に協働活用したトリプレット体制による相互補完強化的な教育研究を実施
  • ワークショップ、文理協働コロキウム、インターンシップなどの多元的な協働作業による実践的アクティブラーニングの幅広い導入


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