田園調布学園大学大学院 人間学研究科 心理学専攻

[私立]

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人間学研究科 心理学専攻

地域との共生を志向する心理支援の専門家を育てたい

人間学研究科 心理学専攻
宮森 孝史教授

臨床心理士として医療(リハビリテーション、精神医学)、福祉(高齢者、認知症)、教育(スクールカウンセリング、学校教育相談)、司法(犯罪被害者支援カウンセリング)、心の相談室などさまざまな領域で仕事に携わってきました。自称“さすらいのカウンセラー”です。専門は、神経心理学(脳と心の関係)。脳がわかれば心がわかると言えるのか、日々考えています。

国家資格を持った実践力のある専門職を養成することは本学の責務

田園調布学園大学大学院の人間学研究科に心理学専攻が新設された背景を教えてください。

本学は地域社会の福祉、保育、教育に携わる専門家養成を基軸として教育研究をおこなっています。
共生社会実現の一翼を担うべき人材を育成を本学の使命とし、今日まで福祉、保育、教育の各領域に卒業生を輩出してきました。その多くは、国家資格である社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士、幼稚園教諭、特別支援教諭など、専門職として活動を展開し、高い評価を受けています。そのため、国家資格を持った実践力のある専門職を養成することは本学の責務と考え、新たに国家資格「公認心理師」のカリキュラムを整えた心理学専攻を設置しました。

バラエティに富み、経験豊かな専任教員が資格取得への学びと論文を指導

田園調布学園大学大学院で心理学ならびに「公認心理師」のカリキュラムを学ぶ特色は、どんなところにありますか。

本学のカリキュラムは、公認心理師を中心とする心理支援専門職の養成と、修士論文作成を目標とする研究指導とを、人間学的学識と省察性を原動力として無理なく両立できるよう工夫されています。

専任教員は5名、その専門領域は「リハビリテーション・神経心理学」「精神医学」「精神保健福祉学」「力動的心理療法」「コミュニティ心理学」と、バリエーション豊かです。実践経験が豊富で、大学における専任教員としての経験も、全員10年以上あります。教育指導、研究指導ともに効果的かつユニークな指導が期待されています。

「それぞれの地域で生活を営む人」という視点に立ち、真に有効な心理支援を

どのような目的を持った方に学んでほしいと考えていらっしゃいますか。

支援対象者の心の悩みや問題を切り取って分析していく知識と技術は、心理専門職として重要な能力であることは間違いないのですが、支援対象者が周囲の人々と安心で安全な共生に向けて踏み出す過程に寄与が可能か、という省察もできなければ真に有効な心理支援とは言えません。
共生とは共存(co-existence)を超えた、対立から共同へ向かう過程であり、相互理解に基づく理性と親和的感情によるコミュニケーションが求められます。
支援対象者は人々との関わりの中で、「それぞれの地域で生活を営む人である」という人間学的発想の視点を持ち、地域の共生実現に寄与できる高度な心理支援の専門家になることを希望される方に、ぜひとも本学で学んでいただきたいと思っています。