白百合女子大学大学院(男女共学)

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研究科・専攻

文学研究科 発達心理学専攻【博士課程(前期)2年・博士課程(後期)3年】

生涯発達と発達臨床の視点から実践的な研究を展開。公認心理師カリキュラムにも対応

本専攻は、1990年に修士課程[博士課程(前期)]、1992年に博士課程[博士課程(後期)]が開設されました。人間の生涯にわたる心と行動の変化を、生涯発達的および比較文化的視点から研究する一方、子どもの発達臨床に関して、学習障害・情緒障害・社会性の発達などの症例研究や治療教育、支援活動、親に対する相談・指導で大きな成果をあげています。博士課程(前期)の修了者は、主に児童相談所・病院・児童養護施設・教育相談所・子育て支援などの臨床分野や、大学・短大・研究機関といった研究分野で活躍しています。また博士号取得者も多数輩出し、本学は発達心理学研究と実践の世界で確かな地位を確立しています。学位取得者や修了者たちは、本学を離れた後も定期的に研究会を開くなど、活発に交流しています。
本専攻は、これまで発達心理学および臨床心理学の研究者や専門的職業人を輩出してきました。博士課程(前期)はこの実績に基づき、上に述べた専攻設置以来の初心を受け継ぐ「発達心理学コース」と、発達障害および心理臨床に関する実践的な社会的ニーズの高まりに対応する「発達臨床心理学コース」の2コース制をとっています。また、博士課程(前期)の「発達臨床心理学コース」は(財)日本臨床心理士資格認定協会から第1種大学院の指定を受けています。これにより、同コースの修了者は「臨床心理士」の受験資格を得ることができます。さらに、両コースともに所定の単位を修得することにより、国家資格「公認心理師」の受験資格、および(社)臨床発達心理士認定運営機構の「臨床発達心理士」の受験資格を得ることができます。両コースでこうした臨床の専門家育成に貢献する一方、発達心理学コースでは、生涯発達的視点に立った基礎的な発達研究に力を入れています。

文学研究科 児童文学専攻【博士課程(前期)2年・博士課程(後期)3年】

「子ども」と「文学」の関係について考え、児童文学独自の批評・研究の確立を目指す

児童文学という文学の一つのジャンル。これを読むことは、楽しいことです。そして、これを研究することは、児童文学がどのような特徴や機能を持った「文学」なのかを問うことであり、また、「子ども」という存在がそれぞれの時代や社会でどのように認識されてきたか、どのように扱われてきたかを知ることです。それは、人間の原型、基本を理解することでもあります。児童文学には、絵本、童話、小説、演劇、詩と童謡、伝承文学など、さまざまな形態があります。また、日本や英語圏だけでなく、ドイツや北欧などのヨーロッパや韓国などのアジアの児童文学も、注目されています。児童文学の批評・研究が確立されたのは、主として1960年代以降であり、新しい学問といえるでしょう。そのパイオニアとして、未知の領域を開拓することは、児童文学を学ぶ者にとって大きな魅力なのです。
児童文学研究は、教育学、心理学、文化人類学、社会学、歴史学などの研究成果を組み込んだ学際的な研究に発展してきています。本専攻でも、文学研究の基礎である文学史や作家論にとどまらず、最新の文学理論によるアプローチを試みることによって、児童文学独自の批評・研究の確立を目指しています。少人数の演習や講義によって、昔話、ファンタジー、日本の童話などそれぞれの重要な研究方法を学び、具体的な作品を分析し、理解を深めていきます。また、児童文化について、絵本、マンガ、アニメ、ゲームなど多様なメディアを研究対象とすることも特徴の一つです。希望すれば、学部の児童文化学科で開かれている数多くの科目から選択して聴講することもできます。本学は、児童文学・文化の研究機関としてユニークな「児童文化研究センター」を設置しています。教員と大学院生がともに参加して教育と研究の活動を進めています。

文学研究科 国語国文学専攻【修士課程2年】

知的な刺激にあふれた環境で、豊かな専門知識を身に付ける

本専攻では、国語学・国文学とその関連領域に対して、専門的かつ学際的な研究を進めています。文学研究の関連分野は広範にわたり、日本史、民俗学、風俗史などの人文社会学の分野や、演劇、絵画といった芸術にもおよんでいます。本専攻では、このように複雑多様化する研究に、さまざまな角度からアプローチできるように多様なカリキュラムを用意しています。研究者としての道を志す者はもちろん、教育者を目指す者、社会人としての経験を積んだ後、あらためて向学心に燃える者、あるいは日本語や日本の文学・文化について深い関心を持つ者など、多様な背景を持つ院生同士が集い、互いに切磋琢磨しうる環境を醸成しています。本専攻において、さらに学識を深め、実力と人間性を兼ね備えた研究者・教育者、あるいは豊かな教養と高度な知識を駆使できる職業人となることを期待しています。
本専攻には、国語学、国文学、日本語教育の3つの研究分野があります。国語学においては、それぞれの時代の日本語の実態や変遷のあり方に対する考察を深めています。国文学においては、広い視野から日本文学をとらえるために、さまざまなジャンル・時代を取り上げて研究を進めるとともに、これまで未開拓であったジャンルなど、文学の先端領域にも取り組んでいます。日本語教育においては、教育の現場をもとに、日本語の仕組みと接触場面の研究を充実させています。修士論文は、国語学、国文学はもちろんのこと、日本語教育でも執筆することができます。また、いくつかの領域の研究を組み合わせて修士論文に代えることもできます。

文学研究科 フランス語フランス文学専攻【修士課程2年】

徹底した少人数教育で、学生の個性を生かす指導を展開

本専攻が目指すのは、学部4年間の学習の成果を発展させ、さらに研究を深めていくことです。この実現に向け、経験豊富な教授陣が少人数の演習形式で授業を展開し、院生の個性を生かすための手厚い指導を行っています。教員の専門領域は、フランス語学、フランス語教育学、古典主義から現代にいたる文学・思想、歴史学と多岐にわたり、院生の興味関心に応じてフランス・フランス語圏文化の多様な側面を学ぶことができます。また、テクストの綿密な読解や、フランス人教員による「フランス語で書く」ことの訓練などを通して、高度なフランス語運用能力を育むことにも力を入れています。異文化に対する開かれた精神を養うとともに、職業人として社会で活躍できるような実践的な言語能力を開発すること─これが専攻の大きなテーマです。
本専攻の特色の一つとして、ティーチング・アシスタント(TA)制度をいち早く導入したことがあげられます。希望者はTAとして学部生のフランス語学習を個別に支援したり、講義のサポートをすることで、語学教育の一端を体験することができます。また、首都圏の私立大学におかれているフランス語フランス文学系大学院の多くと単位互換協定を結んでいるので、協定大学の聴講で取得した単位を8単位まで修了単位に組み入れることができます。さらに、言語・文学専攻に置かれている「オムニバス授業」を本専攻修士課程にも開放しています。フランス語フランス文学にとどまらない、より学際的な視野から、各自の研究テーマを見つめ直すことができるでしょう。特定の課題についての研究の成果を修士論文に代えることもできます。

文学研究科 英語英文学専攻【修士課程2年】

英語力の強化とともに、学際的な視野と高度な研究能力を養う

本専攻では、比較文化・文学および英語学・英語教育学、英文学・文化、米文学・文化の4つの領域を主要な柱に据え、英語圏の言語文化の多種多様な世界を研究対象としています。英語学の分野においては、語学だけでなく英語教育、異文化理解などの研究および授業も行われています。文学・文化においては、イギリス・アメリカを中心にして世界のバラエティに富んだ作家・作品を扱うほか、時代ごとの文化や社会の特色について学べる授業が展開されています。
国際化と情報化が加速する現代にあって、幅広い領域にまたがる対象を洞察して的確にとらえ、分析・解明するためには、優れた英語運用能力と高度で柔軟な研究能力が要求されます。本専攻では、学部で学んだことを土台として、さらに、専門的な知識と分析力・思考力を併せ持ち、各専門分野における研究と教育に積極的に貢献できる、有能な人材の育成を目指しています。
文学や言語文化を理解するためには、さまざまな周辺領域について知識を持ち、ときには英語圏を超えた多彩な文化的・社会的コンテクストの中で研究対象をとらえることが必要となります。本専攻ではこのような大きな枠組みに立った理解の必要性を重視し、もともと博士課程のみで行われていた、英語英文学・国語国文学・フランス語フランス文学の3専攻合同のオムニバス講義に、修士課程の院生でも参加できるようにカリキュラムを改めました。これによって早い段階から、学際的な視野を広げる機会が得られ、自分の研究に生かすことができます。

文学研究科 言語・文学専攻【博士課程(後期)3年】

修士課程の成果を基礎に、言語・文学研究の新しい地平へ

本専攻は、国語国文学専攻、フランス語フランス文学専攻、英語英文学専攻の3つの修士課程における研究成果を、さらに高度な学問水準に発展させることを目的として、1997年4月に開設されました。本専攻では特定の研究領域を選び、主体的かつ専門的に研究する「専門科目」と、学際的な研究を推し進めるための「関連科目」を設置しています。言語・文学の研究をめぐっては、 20世紀後半から隣接領域(歴史、思想、芸術など)の研究成果を援用する動きが活発です。本専攻では、こうした学際的研究の歴史的、構造的関連を考察し、専門分野における研究の視野を広げ、新しい研究領域の開拓にも積極的に取り組んできました。
本専攻の特徴の一つにオムニバス講義があります。このオムニバス講義は原則として毎年2科目開講されており、さまざまな専門分野の教員と大学院生(修士・博士)が集い、学際的な研究に基づく活発な議論を展開します。各専攻が言語・文学の研究という共通性を端緒に、独自の思考方法、独自のアプローチを持ち寄ることで、新しい知の力が生まれることを期待します。特定の言語だけに限定された文学研究を見直し、言語・文学研究が直面している問題を解決していくための道を模索していこうとの思いが、オムニバス講義に反映されています。分野の境界を超えようとする試みは、学部においてもいくつかその例を見ることができますが、より広範な知識を必要とすることや、その習熟度において、大学院にふさわしいテーマといえるでしょう。