法政大学大学院

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人間社会研究科
川田浩之さん
理論と実践の両輪を回しながら、よりよい福祉社会の担い手になりたい
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先輩の声

人間社会研究科

理論と実践の両輪を回しながら、
よりよい福祉社会の担い手になりたい

人間社会研究科福祉社会専攻
(修士課程修了)
川田浩之さん

専門学校卒業後、自動車販売会社にエンジニアとして勤務。顧客対応の中で対人コミュニケーションに興味を持ち、2009年に立教大学現代心理学部心理学科に入学。在学中に健康産業企業のアルバイトを経て正社員となり、学業と仕事を両立。シニア体操教室部門の運動指導員を務めながら、多様な生活背景を持つ高齢者を支援するためには専門知識が必要だと感じ、2014年4月大学院入学。現在はデイサービス部門で、生活相談員として積極的に利用者の生活の向上を図っている。

ウェルビーイングの理念と、大学のスケールに魅力を感じて入学

心理学を学び、シニア運動教室の指導員を務めていた川田さん。
大学院進学の動機と、受験の準備についてお聞きした。

大学では心理学を学びましたが、仕事でシニアの運動指導に携わるうちに、高齢者の生活をもっと根本から支援するために、介護予防や社会福祉について専門的な知識を身に付けたいと考えるようになりました。
働きながら大学院に通うことを前提に、関東圏内で社会人入試を実施している大学院を探した中で、本学大学院の人間社会研究科福祉社会専攻は、ウェルビーイングの理念を掲げている点や、私が研究したいコミュニティや高齢者に関するテーマを扱っている点に魅力を感じました。さらに、多摩キャンパス内には法政大学の現代福祉学部とスポーツ健康学部の研究棟があるので、心理や運動機能の視点からも知見を得て、多角的な分析が可能になると考え、受験を決めました。
受験勉強は約半年間、仕事を終えた夜と休日を利用して取り組みました。福祉に関して仕事で必要な知識はあったものの、社会福祉の歴史や法規全般については学んでいなかったので、『社会福祉用語辞典』を活用し、ノートに用語を書き出して200字程度で説明するという学習を続けました。また、提出書類の「研究計画書」は、福祉社会専攻の場合、先生にコンタクトをとって「研究計画書」を作成することも可能なのですが、私は福祉系の大学院で学んでいる先輩に添削を頼んで受験に臨みました。

多摩と市ケ谷の両キャンパスに院生が学習できるスペースがある。

講義で豊富な知識を修得し、修士論文では現実的な課題に取り組む

仕事に生かせる専門知識の修得をめざして大学院に進学。
テーマ研究と希望する講義を組み合わせた学びは、期待以上のものだったという。

まず、入学の段階で修士論文の指導教員が決定するので、出願時に提出した研究計画書をもとに、先生とマンツーマンでじっくり話し合って研究計画を決めました。私の場合、当初は職場のシニア体操教室の利用者の方にご協力いただき、介護予防について研究しようと考えていたのですが、異動によりデイサービス部門勤務となったため、テーマを「介護ニーズの多様化に対応するデイサービスの役割と課題」と改めました。先生から「行政の施策をふまえた研究にしてみては?」とアドバイスを受けたことによって、普段、職務の中で直面していた、介護保険制度の問題点にも触れながら、より現実に即した研究に取り組むことができました。
また、講義に関しては、それまで福祉領域を専門に学んでこなかった私にとって、基礎的な内容から実践における課題などを扱った専門的な内容まで学ぶことができ、大変満足しています。社会福祉法人の経営概念や介護保険制度の変遷を学ぶ「福祉経営特論」や、生活に課題のある方と支援サービスを結びつける過程を学ぶ「ケアマネジメント特論」は、特に身になった講義です。

多様な経歴の人々が集う人間社会研究科では院生同士の交流により視野が広がる。

学びの場と仕事の現場を行き来し、理論と実践を繰り返す充実の毎日

働きながら大学院をめざす人にとって大きな課題は仕事と学びの両立。
川田さんは通学を続けるうえで不安はなかったのだろうか?

働きながら大学院に通う場合、多くの人が不安に思うのが仕事との両立だと思います。しかし、同じように多くの人が実感するのが、日頃の実践から理論に立ち返ったときに得られる発見と感動です。学びの場と仕事の現場を日々行き来して、理論と実践の両輪をフル回転させる毎日は、両立の不安を感じる暇もなく、学んだことを生かして、ああしてみよう、こうしてみようという考えが次々と生まれ、楽しいことのほうが多かったですね。現場への還元もできる濃密な毎日になるはずです。
また、本学は都心の市ケ谷キャンパスで受けられる夜間の講義や、通常は2年間の履修期間を3年、4年と選択できる「長期履修制度」など、社会人にとって学びやすい配慮があります。私は希望する講義が集中していた毎週木曜日に休暇を取り、火曜日夜間の市ケ谷キャンパスの講義や隔週の土曜日の講義を組み合わせることにより、最初の1年間で修士論文提出の条件となる単位は全て修得することができました。2年次には体調を崩すというアクシデントもありましたが、先生や職員の方に大変きめ細かくフォローしていただき感謝しています。社会人は仕事や家庭の事情で、学べる環境が変化することがあるかもしれませんが、そんなときにもしっかりとしたサポートが受けられるのが法政大学大学院です。

都心の職場とは環境が一変し、よい気分転換ができる広大な多摩キャンパス。

社会人に門戸が開かれた大学院を活用し、学ぶ仲間が増えるといい

2017年春に修士課程を修了した川田さん。
研究成果や大学院で得た収穫を今後どのように生かしていくのだろう?

本学大学院の人間社会研究科福祉社会専攻には、現役生、社会人、留学生、研修生など、年齢も経歴もさまざまな学生が在籍しています。特に社会人には、特別養護老人ホームで施設長をされていた方や、グループホームの職員、医療ソーシャルワーカー(MSW)、スクールソーシャルワーカー(SSW)など、幅広い職種の方がいて、授業のディスカッションの度にさまざまな現場の話が提供され、貴重な財産になりました。福祉分野の職場では異なる専門職同士の連携が欠かせませんが、職場を離れて他職種の方々の生の声を聞くことができたことによって、それぞれの立場や考え方が以前よりも理解できるようになりました。これを生かし職場のチームワークをつなぐ役割を担えたらとも思っています。 また、修士論文で取り組んだ、デイサービスの役割は、超高齢社会の中で今後重要な課題です。施設ごとに特色のあるさまざまなデイサービスの実現により、利用者の選択肢を広げて多くの人が通いやすくし、介護予防につなげたいという展望ができました。日々の業務では、講義で学んだ障害者福祉や地域福祉の視点も取り入れ、より包括的な支援計画を立てたいと思っています。
福祉の現場は日常的に多忙ではありますが、社会人に門戸が開かれた本学のような環境を活用し、実践と理論を行き来しながら、よりよい福祉社会の構築をめざす仲間が増えることを願っています。

福祉領域で新しいことを実現したい同志が増えたら心強いと語る川田さん。