東洋英和女学院大学大学院(男女共学)

[私立]

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研究科・専攻

人間科学研究科 人間科学専攻 [修士課程・博士後期課程]

公認心理師・臨床心理士受験資格取得、上智大学との単位互換制度(死生学)

人間科学研究科は、「人間科学」という広い枠組みのなかで、臨床心理、臨床死生学、教育、家庭、社会、子ども、発育発達、看護、介護、生命倫理、障害といったさまざまなテーマを学ぶことができます。人間が教育を通して育つ存在であること、人間が生や死を通して存在を確立すること、その根本的な視点に立ち返りながら、現代社会に資する知見を身につけることができます。それにより、教育、医療、社会福祉、幼稚園・保育園等の職業領域において今日の諸問題に対応できる高度専門職業人の育成を目的としています。
「人間科学領域」「臨床心理学領域」「幼児教育・発達臨床学領域」という3領域で編成され、人間科学領域と臨床心理学領域では、より高度な研究を進める博士後期課程も設置されています。

【人間科学領域】※文部科学省認定「職業実践力育成プログラム(BP)」、専門実践教育訓練指定講座
人間科学領域は、教育学と死生学の2分野を設置。教育学では、家庭と子どもの教育・学校教育・生涯教育等について、教育関係従事者または教育の諸問題に対してより学術的かつ専門的に知識を深めたい方の研究を目的としています。死生学では、臨床死生学として生命倫理学、死生観、ターミナルケア、グリーフケア、スピリチュアルケア等の研究教育実践活動を死生学研究所と共に行っています。1993年、本分野は日本の大学院で最初に開設され、既に200人以上の修了生を輩出しています。死生学分野は、上智大学大学院実践宗教学研究科死生学専攻と単位互換制度を開始。死生学分野の学生は、上智大学大学院実践宗教学研究科死生学専攻の授業を履修でき、10単位を上限として修了必要単位に加えることができます。

【臨床心理学領域】※文部科学省認定「職業実践力育成プログラム(BP)」、専門実践教育訓練指定講座
臨床心理職になるために、2年間で「心理療法・カウンセリング」と「心理アセスメントの理論と実践」を基礎から体系的に学びます。
付属の心理相談室での臨床心理実習をはじめ、臨床的で実際的な領域の研究と教育に取り組み、医療臨床・教育臨床・産業臨床など広範囲をカバーし、子どもから高齢者まで対応できる臨床心理職養成の教育を行っています。本領域は、(財)日本臨床心理士資格認定協会の第一種大学院の指定を受けているため、臨床心理士受験資格を取得できます。
また大学院入学前に四年制大学等で公認心理師法に定める所定科目の単位を修得した方は、本領域において所定の資格課程科目を修得することによって、公認心理師受験資格を取得することができます。

【幼児教育・発達臨床学領域】※文部科学省認定「職業実践力育成プログラム(BP)」、専門実践教育訓練指定講座
幼児教育コースと発育・発達学を統合させた幼児教育・発達臨床学領域は、本学のキリスト教精神を基盤とする「幼児教育の理論と実践研究」、および現代的問題としての「子どもの発達臨床的問題の探求」の二本柱から構成されています。本学院の理念である「敬神奉仕」の精神を具現化する保育・幼児教育の在り方を探求する学びと共に、保育・幼児教育の動向を捉えつつ、様々なニーズを持つ子どもの成長発達や発達的な問題・障害の理解と支援に関する学びを深める多様なカリキュラムが用意されています。子どもの保育、教育、発達支援に求められている専門性を備え、子どもの幸せに貢献できる人材を養成することを目的としています。幼稚園教諭1種免許取得者は幼稚園教諭専修免許を取得できます。

国際協力研究科 国際協力専攻[修士課程]

グローバル社会の課題解決に貢献できる国際人を養成、早稲田大学との単位互換制度

※文部科学省認定「職業実践力育成プログラム(BP)」、専門実践教育訓練指定講座
大学院での研究活動を進めていくためには、専門性を高めるための系統的な学修が求められます。一方で研究関心をひろげつつ、他方で研究テーマを絞り込むという取り組みが必要になります。本研究科では、こうした専門的学修や研究活動を、専門科目群にコース制を導入することでサポートしていきます。入学者には、オリエンテーションなどを通じて、以下に掲げる2つのコースいずれかを選択してもらい、その枠組みの中での計画的な履修を促していきます。


【サステイナブル国際協力コース】
2016年に発動された持続可能な開発目標(SDGs)を挙げるまでもなく、サステイナビリティ(持続可能性)は開発課題を考える上でのキーワードとなっています。この概念の重要性は、開発分野にとどまらず、いまやあらゆる課題の解決に欠かせません。このコースで提供される「地球環境問題特論」はもちろん、「国際防災特論」、「平和構築・紛争予防外交特論」でも持続可能性がカギとなります。SDGsの達成とも深く関わる「国際教育特論」、「国際保健医療政策特論」など、興味深い科目がそろっています。

【国際政治経済・地域研究コース】
国際関係で生起する現象を分析する上で学際研究の有効性には定評があります。従来の国際政治学、国際経済学をはじめとする学問領域に精通した教員が、具体的な分析対象への学際的なアプローチを提示します。アジア、アラブ・中東、ヨーロッパ・EU、北アメリカ、アフリカなど地域研究科目だけではなく、「国際安全保障特論」、「難民・移民問題特論」といった注目すべきイシュー、さらにビジネスやメディアに関連する科目も用意していますので、幅広い視野をもって課題を追及することができます。

<全講義科目ハイブリッド授業>
国際協力研究科の講義科目はハイブリッド授業(大学院での対面授業をZOOMによるオンラインで同時配信)で行っています。仕事の繁忙期や諸事情で大学院に通学できない時など、その日の都合に応じて、対面授業かオンライン授業かを選べます。

<修士論文または研究成果を選択できます> 「修士論文」の提出だけでなく「研究成果」の提出で修士号を得ることができます。研究成果は指導教員が示した書籍リスト(リーディングリスト)から学生が書籍を選び、そのレポート(コア・レビュー)を提出します。例えば4月入学の場合、1年生前期末(7月)、1年生後期末(1月)、2年生前期末(7月)、2年生後期末(1月)の4回提出。最終審査面接に合格することで修士号を得ることができます。 修了に必要な単位は、修士論文提出と同じく、2年間で30単位です。
入学前に研究成果を選択した方は、入学試験出願時の研究計画書の提出は不要です。

<早稲田大学との単位互換制度>
国際協力研究科は、早稲田大学大学院社会科学研究科と単位互換制度を開始。国際協力研究科の学生は、早稲田大学大学院社会科学研究科地球社会論専攻と政策科学論専攻の授業を履修でき、10単位を上限として修了必要単位に加えることができます。