学習院大学大学院 人文科学研究科

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人文科学研究科
教育学専攻

研究科・専攻

哲学専攻

古代から現代にまで引き継がれる哲学思想を深く究める

本専攻は、「研究対象に密着しそれに正面から取り組むことにより、堅実な研究と思索を組み立てていく」という、極めてオーソドックスな研究姿勢のもと、西洋および日本の哲学・思想史の専門的な研究と教育を行います。
専任教授と学外非常勤講師による多彩で高度な内容の「特殊研究(講義)」と「演習」が設定され、指導教授1名と副指導教授2名の計3名体制により、講義以外にも多くの研究支援を、演習や個人面談、研究会などを通じて懇切丁寧に行います。
博士論文の執筆中には「シニア・セミナー」と呼ばれる専攻内発表会が設定され、研究の中間報告の場が設けられます。ここでは教員や先輩・同輩たちから具体的なアドバイスを受けることができ、また学部生向けの演習ではTA(ティーチング・アシスタント)として、あるいは学部1年生向けの「ジュニア・セミナー」の主催者として、「哲学を教える側に立つ」という経験を積むことができます。
このような充実した環境の中で、同じく哲学を学ぶほかの院生と交流し、互いに刺激を与えながら研究を深めていくことができます。

美術史学専攻

美術館や研究の場で活躍するための総合的な力を蓄える

本専攻では、日本東洋美術史および西洋美術史を専攻領域として、専門的な研究と教育を行い、美術館・博物館の学芸員や大学教員など「美術と人々を仲介する人材」の育成をめざしています。美術館勤務経験や豊富な国際的ネットワークを有する教授陣の指導のもとで、作品に向かい合う実証的な研究を進めると同時に、専攻内の活発で多様な研究プロジェクトに参加して広い視野を養い、研究テーマの着想や方法論の探求も深めています。
美術館のキュレーターあるいはエデュケーターの養成を重視し、美術館とは何か、どうあるべきかという問題についてさまざまな角度から考察する「美術館学」の講義を開講していること、大学で専門的に教えられることの少なかった工芸史の研究拠点を作るため、教授陣に陶磁史の専門家を加えたことが本専攻の特色です。また、日本東洋美術史の領域では、この分野のエキスパートをめざす諸外国の留学生も学んでおり、国際性に富む研究環境となっています。美術史という学問と美術の現場を橋渡しすべく、密度の濃い美術史学の教育を行っています。

史学専攻

歴史像をつくり発表する力を育てる

歴史学の対象は広大で、多方面にわたっています。本専攻は、文献史学の方法論に基礎を置き、手堅い実証を重んじ、新しい史料の開拓や着想・研究領域・方法論の探究を積極的にすすめ、歴史学の新しい展開を推進しています。
本専攻は、日本史・東洋史・西洋史の3分野を統合した編成をとっており、それぞれの分野を専攻する大学院生が、時代や地域を超えて互いに刺激しあいながら研究を進めています。自分が研究している分野とは異なる専門性を持った教員や仲間との議論は、大きな刺激となるため、単一の狭い専門分野に「タコツボ」的に没入するのではなく、ほかの専門分野との交流を積極的に進めることを奨励しています。
慶應義塾大学・早稲田大学・中央大学・学習院女子大学の大学院と相互交流(単位互換)を行っているほか、国文学研究資料館でアーキビストとしての実務的な技能を育成する講習なども積極的にカリキュラムに取り入れています。特に東洋史、および西洋史を専攻する大学院生の留学はさかんで、留学中は本学大学院へ納入する授業料が減免される制度があります。
有力な研究者として学会をリードして活躍する先輩が数多く輩出しているほか、専門性を生かして大学・高校のほかに研究所・資料館・博物館に勤める先輩も数多くいます。

日本語日本文学専攻

日本の言語・文学・文化が持つ独自性・普遍性を解明する

本専攻は、古代から現代に至る日本語・日本文学を中心とする日本の文化(日本語日本文学系)、および日本語教育(日本語教育系)に関心のある学生を受け入れ、研究と教育を行ってきました。学生は、専攻開設以来重んじてきた実証的で堅実な研究方法と、創意に満ちた新しい国際的な感覚を体得しながら、日本の言語・文学・文化の独自性や普遍性について解き明かし、日本的な思考の特色を、具体的かつ実証的に究明することができます。
学生は、本専攻の授業科目のほかに自らのテーマに合わせ、他専攻・協定他大学の科目、国文学研究資料館、日本近代文学館などの講座も受講できます。
本専攻のスタッフは、日本語・日本文学・文化の専門家だけではなく、言語学や民俗学の専門家も加え、国際的で学際的な学問研究や教育指導が充実しています。他大学や研究所の優れた研究者を数多く講師に迎え、多彩な授業科目を展開しています。専任教員の多くが、外国の大学で日本語や日本学を講じた経験があり、日本語教育や外国人学生への指導も意欲的に行っています。

英語英米文学専攻

新たな「英語英米文学」を創造する

本専攻がめざすものは新たな「英語英米文学」の創造です。本専攻は「イギリス文学」「アメリカ文学」「英語学」「英語教育」という伝統的な研究分野はもちろんのこと、「アイルランド文学」や「ポストコロニアル研究」「ジェンダー研究」「映画研究」などの広範な文化研究、「理論言語学」や「認知言語学」「応用言語学」「生物言語学」「第2言語習得理論」といった言語学の諸分野など、従来の「英語英米文学」の枠組みを超えた研究対象にも果敢に取り組んでいます。
本専攻の専任教員はそれぞれの専門的な研究対象を持ちながら、その狭い学問分野にとらわれず、著書、翻訳の出版や講演を通じ幅広い領域で最新の研究成果を問い続けてきました。指導教員の研究成果を追うことによってその領域のトップレベルの知識に触れることができ、授業のみならず個別指導や研究会などを通じて、一人ひとりの可能性を最大限に引き上げることをめざしています。本専攻では、研究テーマに応じて、院生一人ひとりに指導委員会が設置されます。指導委員会は主指導教員1名と副指導教員1名ないし2名で構成され、定期的に院生の研究進捗状況をチェックし、丁寧な論文作成指導にあたります。特に博士後期課程では、研究者養成という観点から、在籍中または満期修了後3年以内に博士論文を作成できる環境とサポートを整えています。
大学院生の研究用スペースとして大学院生室が設置され、院生室には個人ロッカーのほか、PCや辞書、事典など研究活動に必要な設備が整えられています。研究活動に不可欠な資料や書籍は、専攻所蔵のものだけで約5万冊に上り、大学院生は専攻の書庫に自由に出入りし、それらを閲覧、貸出することができます。そのほかにもTAへの採用、研究発表に関わる旅費の補助、成績優秀者を対象とした奨学金制度など、ソフト・ハード両面において、大学院生の研究活動をサポートするさまざまな制度が設けられています。

ドイツ語ドイツ文学専攻

文化研究という視座からのドイツ語学研究・ドイツ文学研究

本専攻の文学・文化分野では、狭義な文学テクストにとどまらず、社会文化誌(史)、メディア論、ジェンダー論、近年の文化理論などの観点から、文学、言語を文化現象のひとつと捉えた「文化研究」を行う場を設定しています。
言語学の分野では、言語論、統語論、造語論、意味論といった従来の言語学研究を基礎に、語用論、テクスト言語学、認知言語学、社会言語学、メディア言語学といった新しい領域についても広範に研究できる指導体制を整えています。
また本専攻では、学部学生、大学院生、卒業生、教員で「学習院大学ドイツ文学会」を構成しています。同学会は本学大学院生によって自主的に運営されており、学会誌の発行のほか、講演会の開催や映画上映会などさまざまな企画を実施する場になっています。博士前期課程においては、院生は積極的に研究成果を発表することが推奨されており、学会誌への論文投稿も活発です。

フランス文学専攻

文学にとどまらず、幅広くフランス語を探究する

本専攻は、歴史と研究レベルにおいて、日本におけるフランスの言語、文学研究、文化摂取、受容などの分野に大きく貢献し、修了生としてフランス文化との交流に携わる人材、研究者、大学人をはじめ、詩人、評論家、演劇人などを送り出してきました。
「文学」という呼称を冠してはいますが、その研究範囲は、狭義の文学研究や専門化した文献学にとどまるものではありません。言語学、現代思想、映像、コミック、舞台美術など人間とその知を表象するものの総体を研究対象としています。言い換えれば、フランス語とフランス語圏を媒介すれば、研究対象は無尽蔵であるといえます。記号や映像といった新しい領域を取り入れながら異文化とその言語を正確に体得し、学ぶ者自らが現代という時代や世界に対する見識を獲得することをめざします。
本専攻の博士前期課程の修了者は、博士後期課程へ進学し研究者を志すか、大学外諸教育機関、出版や映画・演劇などの現場、フランス語を生かす職場への就職が考えられ、博士後期課程の修了者はほぼ全員が全国各地の大学や高等学校においてフランス語の教鞭をとっています。

心理学専攻

心理学の研究者・専門職をめざす

心理学は、認知心理学の研究を例にとっても学習心理学、社会心理学、発達心理学、教育心理学が密接に関わっているように、1分野だけを区別できる学問ではありません。心理学の研究能力の基礎を身に付けることを目標としている本専攻では、認知心理学、学習心理学、社会心理学、発達心理学、教育心理学を専門とする教授陣が、院生1人に対して指導教員3名が担当する「指導委員会体制」をとり、懇切丁寧な指導を行っています。指導教員の指導を受けながら、自分自身の研究関心と問題設定に沿って、研究を進めることができ、得られた研究成果は、学会で発表、学術雑誌に論文として投稿します。学会発表のためのプレゼンテーション・スキルや、研究論文を執筆するための能力も、指導教員の指導のもとで伸ばすことができます。
本専攻の博士前期課程の修了者の進路は、大きく分けると3つあり、国家公務員総合職試験や公務員心理職試験を受験し公務員になる修了生、企業に就職する修了生、それから博士後期課程に進学する修了生です。博士後期課程の修了者の大部分は、大学教員や研究所研究員になっています。

臨床心理学専攻

心の専門家である臨床心理士を育てる

臨床心理学の研究は、心の世界に対する認識を深め、臨床活動を理解し、多くの心理臨床家と各自の経験や知見を交換しながら継続する課題に取り組んでいくものです。自己の経験を公共性のあるものとするため、本専攻では「学習院大学心理相談室」における心理臨床実践を中核とした心理臨床教育プログラムを展開し、ペアワークやスーパービジョンによって実践経験を深め、心理臨床家としての基本姿勢を身に付けます。 精神分析、分析心理学、イメージ表現療法、夢分析、遊戯療法、フォーカシング指向心理療法、精神病理学など多様な臨床心理学的な手法も探究するカリキュラムを編成しています。
博士前期課程では、日本臨床心理士資格認定協会による臨床心理士養成の第1種指定大学院として、心の専門家である臨床心理士を社会に送り出しています。「学習院大学心理相談室」を基盤として臨床心理士教員が力を合わせて相談室活動に対する大学院生の取り組みを見守り、支えています。
博士後期課程は、心理臨床の実践と研究を統合した学びの場として2015年度に設置されました。臨床心理学専攻の博士前期課程修了生や臨床心理士資格者が、心理臨床の技能を磨き、その実践を体系化する理論を構築し、実践の基盤となる臨床心理学の研究に特化された課程です。

教育学専攻

教育のプロフェッショナルとしての学びを実現する

時代や社会の大きな変化の中で未来志向型の教師教育を推進するため2015年4月、本専攻が設置されました。博士前期課程では、高度な専門性を備えた初等・中等学校の教員の養成、および現職教育を目的とし、博士後期課程では、大学における教員教育を担う研究者、および教育行政において教員政策と学校政策を担う高度な専門家を養成することを目的としています。
本専攻は、「教育基礎学コース」「教育実践学コース」「教育創造コース」の3コースを設置しています。入学後、各コースに分かれて専門的指導を受けますが、実際の学習においては、3コースを越境して総合的に履修します。教職専門の理論的基礎となる「概説」、理論と実践の統合の基礎となる「事例研究」、テーマを絞って深く探究する「特殊研究」によって教育課程を編成しています。これらの教育課程を、第一線で活躍する教授と講師陣が指導することにより、グローバル時代の21世紀型の学校を担うにふさわしい教育のプロフェッショナルの養成をめざします。

アーカイブズ学専攻

日本で初めてのアーカイブズ学専攻(大学院教育課程)。現在と未来に通用するアーキビストを養成

本専攻は、アーカイブズ学の研究ならびにアーカイブズに関する専門職(アーキビスト)の養成を目的に日本初の本格的な大学院専攻課程として設置されました。アーカイブズ学は、古文書から現代の電子情報に至るまで、人間が社会的・経済的・文化的活動の手段ならびに結果として生み出してきたさまざまな文書・記録などの情報を、さらなる創造的活動の資源として有効に活用することを目的とする情報資源学の一分野です。行政や企業などの組織体が自らの記録を情報資源として保存・活用するためのシステムがアーカイブズ・システムであり、それを担う専門職がアーキビストです。
アーキビストは今や単なる古文書の管理人ではなく、現代的アーカイブズ・システムの構築と発展を担う高度情報専門職として世界各国で広く認知されていますが、日本では、長い歴史と高度情報技術を誇っているにもかかわらず、アーカイブズ・システムの整備とアーキビストの養成は諸外国に比べて極めて遅れています。今後、国や地方自治体などの行政機関から一般民間企業に至るまで、あらゆる組織体は自ら有する情報資源を有効に活用するとともに、これを広く一般に公開して社会への説明責任を果たすためにも、アーカイブズ・システムの整備とアーキビストの配置が強く求められます。本専攻では、アーカイブズ活動の学問的基盤として欧米のみならず中国や韓国などアジア諸国でも発展の著しいアーカイブズ学の研究に本格的に取り組み、日本独自のアーカイブズ学の構築をめざすとともに、“世界に目を、地域に足を”を合い言葉に、広い国際的視野と高い学術能力を持ち、かつ地域や組織の現実課題に正面から取り組む意欲と力量を兼ね備えた専門職としてのアーキビストを養成します。

身体表象文化学専攻

表象芸術を文化的に追求する新しい学問領域

身体表象文化学は舞台芸術、映像芸術、マンガ・アニメーションを対象とし、イメージ媒体として身体が作り上げてきた文化的意味を問い直す新しい学問領域です。本専攻では、舞台芸術、映像芸術、マンガ・アニメーションという領域を言語、地域、専攻領域を超えて、身体と関わる文化学として有機的に組み合わせ、より幅広く、より深く学べることが特色です。
本専攻は、「舞台芸術」「映像芸術」「マンガ・アニメーション」「身体表象文化論」「身体表象文化史」の5分野を柱としています。 「舞台芸術」「映像芸術」「マンガ・アニメーション」の分野では「演習」と「批評研究」の2種類の科目を設置しており、演習科目では専門分野における基本的知識の確実な修得、批評研究科目では応用能力の開発と批評技法の修得をめざします。 この5分野以外にも、身体表象の制度的な枠組みを研究する「表象文化制度論演習」を設置して、現場からの視点など、身体表象文化へのより広くて具体的な視野を身に付けます。
本専攻では、従来の専攻領域・専門分野では十分な教育ができなかった対象について、専門的な知識を持つ研究者を養成し、舞台映像関係の分野で文化事業に関わる職を志す人材や、現行の学芸員資格がカバーしていない職種で活躍しうる人材を育成していきます。


本学のパンフレット・募集要項請求はこちらから
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