学習院大学大学院 人文科学研究科

[私立]

大学院紹介
基本情報
研究科・専攻
先輩の声
臨床心理学専攻
博士前期課程
野村理津子さん
自由な学びの環境で臨床家としての土台を養う
教育学専攻
博士前期課程
船津みゆきさん
多角的な視点と周囲との協調性を磨き子どもの豊かな成長を支える教諭をめざしたい
一般入試
入試要項

先輩の声

臨床心理学専攻

自由な学びの環境で
臨床家としての土台を養う

臨床心理学専攻 博士前期課程
野村理津子さん

大学卒業後、照明器具メーカーに入社し主に都市計画などの照明デザインを担当。その後、生花販売会社に転職し、生花を扱ったディスプレーやフラワーアレンジメント教室講師、雑誌撮影などに携わる。その際、物づくりはメンタルヘルスケアに役立つのではと考え、放送大学学園教育学部心理と教育に編入学し卒業。さらに臨床心理学を学ぶため、2017年4月学習院大学大学院に入学。

学生の興味に耳を傾け、サポートする自由な学びの雰囲気に惹かれた

社会人としてのキャリアを中断して大学院進学を決めた理由とは?

かつて私はフラワーアレンジメント教室講師として勤務していました。その際、会社帰りの疲れた生徒さんが花を生けることで元気を取りどもしていく姿を見て、創作や表現には人を元気づける力があるのではないかと感じ、「表現する」ことをメンタルヘルスケアに役立てることはできないかと考えるようになったことが進学を決めたきっかけです。
本学大学院は自分の研究テーマである表現やイメージを扱った研究をされている教授がいらっしゃったこと、そして受験時の面接で先生方が研究テーマについて興味深く聞いてくださったことも入学を決断する決め手となりました。学生一人ひとりの興味や研究テーマに耳を傾け、「面白そう、やってみれば?」と自然に後押ししてくれる、そんな自由な学びの雰囲気も非常に魅力を感じました。

芸術表現を利用した心理臨床の可能性を広げたい

現在の研究テーマとその魅力・やりがいについて教えてください

今は芸術・表現療法をより取り組みやすくできる方法について研究を続けています。心理臨床と芸術表現はともに「心を見つめる」という点で非常に近い領域のものだと思っています。また、芸術表現は言葉にはできない繊細で豊かな感情をすくい取ってくれるため、芸術表現を利用した心理臨床に高い可能性があるとも考えています。ところが残念なことに実際の臨床場面では「絵が下手だから」という理由で表現を避けてしまう人が多いのも事実。そのような葛藤はどのような体験によるものなのかを探ることで、芸術表現をより身近に心理臨床の場面に取り込めるきっかけになればと思っています。
本学大学院ではすべての教授に指導をお願いすることもできますし、学外のカウンセリング実習指導(SV)の補助金制度など、専門家からの指導を受ける機会も広く用意されているので、細かい技法だけでなく臨床家としての土台を磨いていきたいと考えています。

芸術表現を媒介とすることでメンタルヘルスをより身近なものに!

大学院での研究を今後どのように生かしていきたいと考えていますか?

今、メンタルケアへの関心は高まっているといえ、精神科治療に対して抵抗感を持っている人は少なくないと思います。また精神科に通院するほどではないけれど「心が疲れ切っている」という人も多いと思います。また、心の治療や予防が必要な人とそのための支援が十分に結びついていないという現状にも大きな問題があると感じています。こうした方々にとっては精神科の治療予約を入れるよりも、絵など「表現する」ことの方がより気軽に始められるのではないか。こうした想いもあり、今後はアートセラピーなどの芸術表現を媒介とし、芸術表現と心理臨床を結び付けた心理臨床実践によって、メンタルヘルスケアをより身近なものとして社会に広げていきたいと考えています。

自分の興味・やりたいことに没頭できる時間を持つ喜びを味わって欲しい

大学院で学ぶ意義ややりがい、魅力はどんな点にあると思いますか?

やはり学ぶことが当然の環境、学ぶことが楽しくて仕方ないと思っている人々の中にどっぷりと身を置けることですね。守秘義務があるため、臨床心理学では一般の人が学べる範囲は限られますが、大学院生の場合は参加を許可されることも多くより専門的な学びに触れることができますし、学生による自主的な勉強会や、学生同士で専門分野について何時間でも話し合うといった機会も多くあります。自分の興味を持ったこと・学びたいことにここまで没頭できる時間を持てることは、とても貴重で有意義なことではないでしょうか。
ただ、社会人にとって日々の生活を送りながら、利益や効率、生産性に追われることなく自分のやりたいことに集中できる時間を取るのは簡単なことではないと思います。しかも臨床心理学専攻の場合、実習も多く、入学前と同じスタンスで仕事を続けるのは難しいかもしれません。しかし、経済的に許されるのであれば、働くことを一度中断してでも、学生だからできることに時間を使うことは決して無駄にはなりません。もっと多くの社会人が大学院で新たに学ぶことのできる社会になることを心から願っています。



本学のパンフレット・募集要項請求はこちらから
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/admissions/related/request/request.html