長野県立大学大学院

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研究科・専攻

研究科・専攻

ソーシャル・イノベーション研究科

本研究科は、自身の違和感や問題意識を出発点として、社会課題を対症療法的に解決するのではなく、その根本原因に遡って分析し、企業・行政・NPOなどの多様な領域の人々と協働しながら、地域に根ざした事業や政策を、創造的に自らが主体者として立案・実行できる人材である“ソーシャルイノベーター”を育成するMBAプログラムです。

特色

1.自分起点で社会と向き合い「問う力」を育てる

既存の社会構造や前例を当然のものと受け止めているときには、本当に解決すべき課題を見落としがちです。本研究科では、自分自身の感覚と向き合い、既存の枠組みに囚われず違和感に気づける身体と思考を養う「思考科目」が充実しており、自己・他者・社会に対する「哲学的な問いかけ」の姿勢や、健全な疑いを持てる知性を身につけていきます。

2.問いを深める知識やスキルを身につける

「ソーシャル・イノベーション基礎科目」「経営基盤科目」「経営専門科目」等の科目群での学びを通じて、「問い」を深めていく土台となる知識やスキルを養います。また、多様なアクターによる共創実現のための基礎的な専門知識として、AIやデータサイエンス等の基礎も学ぶことができます。

3.少人数制の講義やゼミで実践力を鍛える

イノベーション創造のプロセスで求められる様々な人とのコミュニケーション力や実践力を、実務家教員や仲間との少人数ゼミで鍛えていきます。

4.地域に根ざした実践、応援し合う仲間との出会い

本研究科には、所属組織・年齢・居住地・バックグラウンドが多様な学生が集まります。講義は平日夜間(オンライン授業)と土曜日(オンライン授業と対面授業の併用)に実施されます。土曜日は隔週で三輪キャンパスまで通学する必要がありますが、遠方からの学生も対面授業を非常に楽しみにしています。

健康栄養科学研究科

本研究科は、健康栄養分野に関し、幅広く高度な専門知識と倫理観のもと、学術の理論およびその応用を教授・研究することを基盤とし、基礎健康栄養科学分野または応用健康栄養科学分野において学術研究を推進するとともに、科学的根拠に基づき健康長寿を牽引するリーダーとなる人材を養成します。

特色

1.長期履修制度、履修しやすい時間帯の授業開講、ICT技術を活用したeラーニングなど、社会人も学びやすい環境の整備

就業、出産や育児、介護等の理由から修士課程の標準修業年限(2年)内での修業が困難な方の場合、3年間又は4年間での計画的な学修を認める「長期履修制度」を実施しています。
授業は平日の夜間及び土曜日に行われ、集中講義を実施する場合もあります。履修学生の状況に応じて、科目担当の教員と相談しながら柔軟に実施していきます。
また、対面授業の他に、オンラインでの同時双方向型の授業やオンデマンド配信など、多様なメディアを活用して授業をすすめていきます。

2.「健康栄養科学+データサイエンス」の修得と地域社会とのさまざまな連携

日本が抱える複雑で多岐にわたる健康課題の解決には、地域社会の健康栄養課題を解決し健康づくりを牽引できる人材、新たな商品やサービスからの地方創生ができる人材の養成が必要です。多様なデータを解析・評価して可視化するデータサイエンスの技法を重視し、関連する諸機関との連携を促進し、多様な場で科学的根拠に基づく成果を社会に還元し、持続可能な健康長寿社会の構築に貢献することをめざします。

3.正指導教員・副指導教員による複数指導体制での修士論文指導による研究成果の発信

正指導教員・副指導教員による研究指導体制をとっています。現場で抱えている悩みや卒業研究で抱いた疑問から“リサーチクエスチョン”を立て、解決法を考え、実践し検証します。その成果を学会発表や論文で発信します。最終的に修士論文にまとめ発表し、学位取得までを支援します。

施設・設備

管理栄養士養成施設校である本学は、遺伝子・細胞・動物実験、食品実験などの基礎的な研究から、健康教育、臨床栄養、公衆栄養(国際栄養)、地域保健などの応用研究までを可能とする施設などを整えています。それに加え、データサイエンス修得のためのSPSSが利用できる情報処理ツールなども整備しています。


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