研究科・専攻
知的財産研究科【専門職学位課程】
産業界が求める知的財産のプロフェッショナルを養成

知的財産専攻
知的財産分野は専門的な狭い世界と思われがちですが、実際には、テクノロジー、デザイン、ブランド、コンテンツ、法律、ビジネス、グローバルといったあらゆる要素に関係しており、「知的財産」の世界は想像されている以上に広い領域を担っています。
本研究科では「イノベーション支援人材」、「グローバル知財人材」、「知財マネジメント人材」、「オールラウンド知財人材」を育成し、知的財産のプロに求められるリーガルセンス、イノベーションセンス、グローバルセンス、ビジネスセンスを身につけます。なお、本専攻では入学希望者の多様なニーズに応えるために、さまざまな授業科目を豊富に用意しており、授業科目の合計数は約60に及びます。そのため学修者は、豊富な選択肢の中から自分の将来像に応じた最適な科目を選択し、自分のニーズに合致した履修設計をすることができます。
教育課程において特定の単位を取得し、特許庁の審議会の審査に通れば、修了後2年間は弁理士試験における一次試験の一部免除が認められます。また、特別研究論文を弁理士の業務に関わる特定の法律分野について書き、特許庁審議会の審査に通れば弁理士試験における二次試験の一部免除が終世認められます。
工学研究科【博士課程(前期・後期課程)】
創造的かつ個性的な専攻で、より高度な専門知識を修得

建築・都市デザイン工学専攻
建築・都市デザイン工学専攻には、「建築学コース」と「都市デザイン工学コース」の2つのコースがあります。本専攻では、基礎となる学部の専門性を高める「歴史・意匠分野」、「デザイン・計画分野」、「環境分野」、「河海・地盤分野」および「構造・材料分野」の5分野とその融合を担保する「専門横断」を設置する教育課程を編成しています。それぞれの分野の高度な知識や技術を身につけるとともに、これらの分野に関わる技術を融合的に理解し、使いこなせる幅広い視野を持った専門職業人・高度技術者の育成を目指します。
電気電子・機械工学専攻
電気電子・機械工学専攻には、「電気電子工学コース」と「機械工学コース」の2つのコースがあります。本専攻では、技術革新や研究遂行に必要な複合的な専門的知識・技能を修得できるように「エレクトロニクス・情報分野」、「電機・制御分野」および「機械工学分野」の専門分野に加えて融合的科目「専門横断」で編成した有機的なカリキュラムを構成しています。幅広い物の見方・考え方ができ、3分野の融合した高い専門知識や技術により産業界で多面的に活躍できる専門職業人・高度技術者の育成を目指します。
化学・環境・生命工学専攻
化学・環境・生命工学専攻では、「応用化学コース」「環境工学コース」「生命工学コース」の3つのコースがあります。化学・環境・生命工学専攻は幅広い技術領域から成り立ち、基盤となる技術には共通性があります。本専攻では、学部で身につけた専門性をさらに高めるために「物質・材料分野」および「環境ソリューション分野」、「生命・医工学・食品分野」を設置し、さらに基盤技術を幅広く学ぶため「専門横断」を置いており、3分野に関わる技術を融合的に理解し使いこなせる専門職業人・高度技術者の育成を目指します。
いずれの専攻も基本的に出身学科と同様のコースの専門領域を学びますが、学際横断的に他のコースの内容も学ぶことができます。
ロボティクス&デザイン工学研究科【博士課程(前期・後期課程)】
地域や企業と連携し、デザイン思考によるイノベーション教育を展開

ロボティクス&デザイン工学専攻
ロボティクス&デザイン工学専攻には「ロボティクス分野」「システムデザイン分野」「空間デザイン分野」の3分野があり、専門性を生かしつつ、コースの垣根を超えたコラボレーション型教育で、分野横断型の研究を目指しています。連携先から提示される実社会の課題解決に取り組むだけでなく、欧米の名門大学や研究機関、国内の企業でも実践されているデザイン思考をはじめとしたイノベーション教育を取り入れ、ユーザ視点で新しい価値を創造する力を養います。多くの企業が求める、新規事業に携わるチャレンジ精神あふれる人材の育成を目指します。
情報科学研究科【博士課程(前期・後期課程)】
高度な知識と創造力、起業家精神を備える人材を育成

情報科学専攻
情報科学研究科は「情報科学専攻」の1専攻からなっており、「情報基礎」、「情報専門」、「実習」、「研究」の4つの領域に分けられたカリキュラム編成を通じて、実践的な問題解決能力を養います。また、クォーター制(4学期制)を導入しており、海外研究留学や企業インターンシップに挑戦しやすい環境が整っています。後期課程は、情報科学分野の第一線で活躍できる優れた研究者の養成、そして社会人を本課程で再教育して高度専門職業人を養成することを目的にしています。また、同じ領域に属する他の研究室のゼミなどにも積極的に参加し、できるだけ広い範囲をカバーできる専門家として成長するよう指導しています。