政策研究大学院大学(GRIPS)

[国立]

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基本情報
研究科・専攻

研究科・専攻

本学は、1研究科(政策研究科)1専攻(政策専攻)の編成による教育を展開しています。
その特徴は、多様で柔軟な教育プログラムと従来の学問領域の枠を超えたカリキュラム。1研究科の中で現実的必要に応じて多様なプログラムを設定する方式を採用し、その内容は各教育プログラム政策研究の進展や社会的変動に伴う行政課題の変化に対応して柔軟に見直しています。専門科目として政治学系科目および経済学系科目、政策研究に関する多くの学問領域に渡る総合系科目、政策課題固有な科目、語学系科目の5つの科目を設けており、各教育プログラムは、これらの科目群の中からそれぞれの政策課題に応じたカリキュラムを構成することで、1つの専門に縛られない体系的なカリキュラムを提供します。
基本的には、日本人学生を対象とする講義は日本語、留学生を対象とする講義は英語で行われますが、日本人学生も英語の講義を履修することが可能です。また、春・夏・秋・冬の4学期制によって、インテンシブな教育を行っているため、高い教育水準を保ちつつ、短期間での学位取得も可能です。

全国から現役行政官などが集う「研鑽の場」

本学の学生の多くは、中央省庁や政府機関、全国の地方自治体、民間企業などから派遣されたミッドキャリアの職員であり、公共政策一般、あるいは、地域政策、科学技術イノベーション政策など、各分野のプロフェッショナルとなるべく学んでいます。

プログラム・コースごとの学生数は本学ウェブサイトをご参照ください。
在学生数

多様で柔軟な教育プログラムと従来の学問領域の枠を超えたカリキュラム

公共政策プログラム

地域政策コース

地域が直面する様々な課題に対処するために必要な政策構想力と行政運営能力を備えた、将来の自治体の中枢を担う人材を養成する1年の修士課程です。全国の自治体から集う学生同士のネットワークは貴重な財産となるでしょう。

地域政策コースの詳細はこちら

インフラ政策コース

安心・快適に暮らせる社会を創造し、持続可能な発展に重要なインフラ施設に加え、その整備・管理・供用にまつわる社会の仕組み、慣行、組織、人的活動等のシステムに関する専門知識を習得し、国内外で活躍できるリーダーを養成する1年の修士課程です。留学生とのセミナーや現場見学も実施しています。

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防災・危機管理コース

防災・危機管理に関する経験・教訓や最新の取組・課題等を学ぶことで、総合的な専門知識と政策立案・実践能力を有する人材を育成する1年または1年3ヶ月の修士課程です。実践的な講義や被災地での学習のほか、気象庁や内閣府防災、総務省消防庁等と連携したカンファレンスなども活発に開催し、交流を深めています。

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科学技術イノベーション政策コース

科学的アプローチを用いて科学技術イノベーション政策・戦略の企画、立案、実施、評価を担う専門職業人や、将来博士課程に進学して研究・教育者を目指す人材の育成を行います。1年制のフルタイムコースで、公共政策を広く学びつつ、科学技術イノベーション政策の科目を重点的に履修します。

科学技術イノベーション政策コースの詳細はこちら

国際協力コース

国際開発・国際協力分野において国内外のさまざまな立場から指導的役割を果たす人材の養成を目的とした1年の修士課程です。国際開発の専門家として必要な政策の視点や専門知識を効率的かつ効果的に、本学に留学している多くの発展途上国の行政官とともに学ぶ機会を提供しています。

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まちづくり政策コース

まちづくりに関わる政策課題について、エビデンスを用いた分析・評価に基づく政策立案(EBPM)ができる人材を養成する1年の修士課程です。ミクロ経済学をベースに計量経済学、費用便益分析など、基礎から応用、知識から実践といった形で多彩な科目を提供します。

まちづくり政策コースの詳細はこちら

地域創造・金融コース

最新の金融理論や金融手法を駆使し、地域の内外の資源を活用し、新たな事業を創造できる人材を育成する1年の修士課程です。行政機関と金融機関出身者を中心に、異分野の学生が互いに学び合いながら、実務経験と知識を縦糸に、学問的手法を横糸に課題や問題に対する解決策を探し、それを自ら実践したいと考える学生を求めます。

地域創造・金融コースの詳細はこちら

文化産業・地域創造コース

アート×まちづくり、文化財×観光、伝統工芸×ブランドづくりなど、文化芸術で地域を元気にしたい、文化芸術の価値を引き出すビジネスをしたいという思いをもつ方を対象とした1年の修士課程です。個々人の関心に応じ、幅広い知識や社会実装手法を学ぶことができるほか、この分野のプロフェッショナルとの交流も予定しています。

文化産業・地域創造コースの詳細はこちら

総合政策コース

公共政策の立案過程で、能力を最大限発揮できるよう、政策決定過程を理解し、問題分析能力と政策構想能力を修得することを主眼とした1年の修士課程です。学生は特定の分野に捉われず、自ら研究テーマを設定します。研究テーマに応じて、柔軟に科目を履修できることが本コースの特徴です。

総合政策コースの詳細はこちら

科学技術イノベーション政策プログラム

科学的アプローチを用いて科学技術イノベーション政策・戦略の企画、立案、実施、評価を担う専門職業人や、将来博士課程に進学して研究・教育者を目指す人材の育成を行います。授業は平日夜間や土曜を中心に行われ、在職しながら学べる標準修業年限2年の課程です。

科学技術イノベーション政策プログラムの詳細はこちら

国際的指導力育成プログラム

国際情勢に通じ、戦略感覚とコミュニケーション能力を備え、政策決定や国際交渉などで優れた指導力を発揮する人材を育成します。対象は政府や民間企業など各組織で国際関係を担当することが想定される幹部候補職員です。夜間と土曜日に開講しており、働きながら2年間で修士号を取得できます。

国際的指導力育成プログラムの詳細はこちら

Young Leaders Program

アジア諸国等のナショナル・リーダーを育成すること、各国の指導者層に人的ネットワークを創ること、日本と諸国間の友好関係を構築すること、各国の政策立案機能を向上させることを目的としています。行政コースおよび地方行政コースを実施しており、いずれも政治家や政府高官、実業界の幹部等との政策論議の機会を提供します。
※こちらは全て英語で実施するプログラムです。

Young Leaders Programの詳細はこちら

One-year Master’s Program of Public Policy (MP1)/Two-year Master’s Program of Public Policy (MP2)

MP1(1年制)は、ミッド・キャリアの管理職やリーダーが公共政策を分析・設計する能力や、公共政策を管理・運営していくために必要なスキルを磨くことを目指します。MP2(2年制)は、MP1とほぼ同様の構成ですが、若手やミッド・キャリアの専門家に公共政策分析についてのより重点的な教育を提供します。
※こちらは全て英語で実施するプログラムです。

One-year Master’s Program of Public Policy (MP1)の詳細はこちら
Two-year Master’s Program of Public Policy (MP2) の詳細はこちら

修士・博士課程一貫プログラム

GRIPS Global Governance Program (G-cube)

国際社会で活躍する次世代リーダーの育成を目指し、分析力、専門知識、大局観、交渉力、共感力など多様な能力を体系的に養う新しい挑戦に満ちた5年制の修士課程・博士課程一貫プログラムです。強い意志と冷静な判断力、そして優しい心を持った次世代のリーダーを目指す学生を歓迎します。
※こちらは全て英語で実施するプログラムです。

GRIPS Global Governance Program (G-cube)の詳細はこちら

Policy Analysis Program

高度な経済学的手法を用いて理論的・実証的な政策研究を遂行できる専門家を養成することを目的とした、5年制の修士課程・博士課程一貫プログラムです。ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学を着実に習得できるとともに、研究に必要なスキル・知識を養うための多様な専門科目を用意しています。
※こちらは全て英語で実施するプログラムです。

Policy Analysis Programの詳細はこちら

博士課程

Disaster Management Program

水災害リスクマネジメント分野において、国および国際的な戦略・政策の企画・実践を指導し、研究者を育成できる人材を養成する、土木研究所水災害リスクマネジメント国際センター(ICHARM)との連携プログラムです。標準修業年限は3年で、講義は主にICHARMの所在地である茨城県つくば市で行われます。

Disaster Management Programの詳細はこちら

科学技術イノベーション政策プログラム

科学的アプローチを用いて科学技術イノベーション政策・戦略の企画・立案、実施、評価を担う高度専門職や、大学等で当該分野の教育・研究に携わる人材の育成を行います。授業は平日夜間や土曜を中心に行われ、在職しながら学べる標準修業年限3年の課程です。

科学技術イノベーション政策プログラムの詳細はこちら

政策プロフェッショナルプログラム

事例研究を通じて、高度な実務的専門知識と学問的体系に沿った政策分析能力を有する実務家を養成します。入学後1年間は学業に専念し必要な講義・演習を履修するとともに、論文の骨格を形成します。2年目以降は実務と並行し論文を執筆し、3年間で博士の学位を取得することを標準に設計しています。

政策プロフェッショナルプログラムの詳細はこちら

特徴的な取り組み

■夜間・土曜、夏季集中での履修も可能

主力の昼間開講プログラムに加え、六本木キャンパスの立地を活かし、夜間と土曜日に学ぶ修士課程プログラム「国際的指導力育成プログラム(Global Leadership Development Program)」「科学技術イノベーション政策プログラム」を開講しています。
これらの学位プログラム以外にも、夏季集中の履修証明プログラムや研修プログラムなど、行政官ら学ぶ人のニーズに合わせた柔軟なプログラム運営を行っています。

国際的指導力育成プログラム(Global Leadership Development Program):
https://www.grips.ac.jp/jp/education/dom_programs/gld/
科学技術イノベーション政策プログラム:
https://www.grips.ac.jp/jp/education/dom_programs/innovation/
その他の教育プログラムについては下記をご参照ください。
https://www.grips.ac.jp/jp/education/index/

■政策立案に求められるデータサイエンスの力

情報のあふれる時代に、膨大なデータから真に重要な情報を「知る力」を鍛え、政策立案へと生かしていく「構想力」へとつなげるため、基礎から実践まで切れ目なくサポートするデータサイエンス教育に注力しています。データサイエンスのデファクトスタンダードである R 言語を使い、実データも使って計算機で実習を進めながらデータの扱い方やモデルの意味、プログラミングなどについて勉強でき、さらに深く学びたい学生は、機械学習、AI、計量経済モデル、地理情報システム、テキストマイニング、ビッグデータの扱い方などの勉強をすることも可能です。

データサイエンス教育の詳細はこちら

本学で学べるデータサイエンス関連科目例
日本語科目 データサイエンス基礎、実践データサイエンス、政策科学のためのデータサイエンスと情報数理 I, II、計量経済学、計量経済学の応用と実践、数理モデル分析、計画と評価の数理、都市政策の空間分析、費用便益分析
英語科目 Introduction to Data Science, Data Science in Practice, Data Science for Public Policy, Introduction to Quantitative Methods,
Quantitative Social Systems Analysis, Introduction to Applied Econometrics, Applied Time Series Analysis for Macroeconomics, Applied Econometrics, Applied Econometrics Practice, Time Series Analysis, Economic Modeling for Policy Simulations, Computer Programming for Economics, Advanced Econometrics I, II, III, Cost Benefit Analytics I, Mathematical Modeling Analysis

■プロフェッショナルとしての英語力を高める

国際性豊かな本学ならではの制度として自慢したいのが「プロフェッショナル・コミュニケーションセンター」。英語による専門的なコミュニケーションスキルやライティングスキルを身につけるためのプログラムやアドバイスを提供するとともに、イベント・ワークショップの開催や、英語による論文執筆のフォロー等の個別指導を実施しています。また、一定数の英語科目履修及び英語での論文サマリー執筆により、修了時にGlobal Studies(GS)認定証の取得が可能となります。

プロフェッショナル・コミュニケーションセンター
https://www.grips.ac.jp/jp/education/cpc/


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