研究科・専攻
博士前期課程
看護基礎科学(食看護学・基礎看護学)
基礎看護学は、看護の実践や教育の根底をなしている本質的な原理に立ち戻り、「看護・看護教育とは何か」を問い直すことが基本的な立ち位置です。そのうえで、各自が関心を寄せるさまざまな現象を取り上げ、それらが意味するものをホリスティックに理解する力を養成することをめざします。
専攻 科目 |
食看護学特論I、食看護学特論II、食看護学特論III、食看護学特論IV、食看護学演習I、食看護学演習II、食看護学特別研究、基礎看護学特論I、基礎看護学特論II、基礎看護学特論III、基礎看護学特論IV、基礎看護学演習I、基礎看護学演習II、基礎看護学特別研究 |
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看護管理学
看護サービスを受ける患者やその家族により良いアウトカムをもたらすには、看護・医療・福祉に従事する人々がいきいきと働き、組織・チームとして大きな力を発揮できる環境が必要です。看護管理学領域では、その環境を整えるアプローチとして「看護管理の知」を研究します。医療施設から地域・在宅まで、すべての臨床現場でのマネジメントはもちろん、安全で質の高い看護サービスを提供するための社会のシステムや制度・政策まで、国内外を問わずさまざまな視点で「臨床現場をうまくまわす方法」を探求します。
専攻 科目 |
看護管理学特論I、看護管理学特論II、看護管理学特論III、看護管理学演習I、看護管理学演習II、看護管理学特別研究 |
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看護職生涯発達学
看護学生を含む看護職が生涯を通して、成長・発達し続けることを支援するための教育・研究・実践を行う領域です。本領域には3つの要素が含まれます。すなわち、看護職(看護学生を含む)、生涯を通した成長・発達に関わる要素、能力・キャリア(生き方)・倫理に関する要素です。合意形成理論などを活用し、看護職の能力向上にむけての研究アプローチと教育プログラムの開発を目指します。
専攻 科目 |
看護職生涯発達学特論I、看護職生涯発達学特論II 、看護職生涯発達学特論III、看護職生涯発達学演習I、看護職生涯発達学演習II、看護職生涯発達学特別研究 |
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実践看護学I(クリティカルケア看護学・がん看護学)
クリティカルケア看護学では、生命の危機状態にある人に対し、速やかに恒常性の回復・維持を図り、その人らしい生活の再構築を図るべく、未来を見据えた高度な実践能力、教育、研究を探求します。慢性疾患の急性増悪を繰り返す人や家族も対象であり、療養の場は救命救急・集中治療室のみならず、一般病棟・外来、在宅まで及びます。授業や実習では、臨床・教育の現場で精力的に活躍する多才な講師陣のもとで主体性を発揮し、多目的かつ全人的な視点、柔軟なこころを養います。 がん看護学では、様々な治療を受けるがん患者と家族に対する看護、がんサバイバーへの看護、緩和ケア、エンド・オブ・ライフケア、がん医療体制などについて、実践、教育、研究を追究します。現代社会におけるがん医療の課題から臨床における看護の質向上まで多角的な見解から課題について探索します。
専攻 科目 |
クリティカルケア看護学特論I、クリティカルケア看護学特論II、クリティカルケア看護学特論III、クリティカルケア看護学特論IV、クリティカルケア看護学特論V、クリティカルケア看護学演習I、クリティカルケア看護学演習II、クリティカルケア看護学演習III、クリティカルケア看護学実習I、クリティカルケア看護学実習II、クリティカルケア看護学実習III、クリティカルケア看護学課題研究、クリティカルケア看護学特別研究、がん看護学特論I、がん看護学特論II、がん看護学特論III、がん看護学特論IV、がん看護学特論V、がん看護学演習I、がん看護学演習II、がん看護学演習III、がん看護学実習I、がん看護学実習II、がん看護学実習III、がん看護学実習IV、がん看護学課題研究、がん看護学特別研究 |
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実践看護学II(ウーマンズヘルス)
女性のライフステージの各段階における健康問題を研究し、その課題解決に向けた研究的アプローチを学びます。開発途上国における援助活動などの立案も行い、多面的に学習します。さらに、助産師選択課程においては、周産期の女性と胎児・新生児のwell-beingおよび成長・発達を診断するために必要な基礎をEvidence-based Practiceの知識を生かして学び、健康問題への基礎的能力を修得します。
専攻 科目 |
ウーマンズヘルス特論I、ウーマンズヘルス特論II、ウーマンズヘルス特論III、ウーマンズヘルス特論IV、ウーマンズヘルス演習I、ウーマンズヘルス演習II、ウーマンズヘルス実習、ウーマンズヘルス課題研究、ウーマンズヘルス特別研究 |
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助産師選択 科目 |
助産学特論I(基礎助産学)、助産学特論II(助産診断・技術学)、助産学特論III(地域母子保健)、助産学特論IV(助産管理)、助産学演習I(基礎助産学)、助産学演習II(助産診断・技術学)、助産学実習 |
実践看護学III(老年看護学・エンドオブライフケア学)
未来の地域社会にむけて我が国の生活文化に即した看護を探求する老年看護学に加えて、エンドオブライフケアというより広い視野で専門分野や実践の場を領域横断的に考え地域社会における Integrated Care Model の実現への貢献をめざしていきます。特にCNS実践看護コースでは、生活と医療を統合する看護実践を基盤に高齢者、及び共に年を重ねる一人ひとりが「その人らしく生きる」ことを支えるために専門看護師として必要な理論、実践、教育、研究方法を学修します。ともに学ぶ仲間とともに主体的な学習により最善で最適な看護実践 EBN(Evidence Based Nursing)を創出していきます。
専攻 科目 |
老年看護学特論I、老年看護学特論II、老年看護学特論III、老年看護学特論IV、老年看護学特論V、老年看護学演習I、老年看護学演習II、老年看護学実習I、老年看護学実習II、老年看護学課題研究、老年看護学特別研究、エンドオブライフケア学特論T〜Y、ヘルスプロモーション学特論、プラマリヘルスケア技術特論、エンドオブライフケア実践看護学特論、エンドオブライフケア学演習T〜U、エンドオブライフケア学実習T〜U、エンドオブライフケア学課題研究、エンドオブライフケア学特別研究 |
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実践看護学IV(精神看護学)
博士前期課程では、専門看護師をめざす「実践看護コース」と、教育者・研究者をめざす「修士論文コース」を設けています。 修了生の多くが精神看護専門看護師として、臨床の現場、または教育現場で活躍しています。
専攻 科目 |
精神看護学特論I、精神看護学特論II、精神看護学特論III、精神看護学特論IV、精神看護学特論V、精神看護学演習I、精神看護学演習II、精神看護学演習III、精神看護学実習I、精神看護学実習II、精神看護学実習III、精神看護学実習IV、精神看護学課題研究、精神看護学特別研究 |
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実践看護学V(地域看護学)
地域で生活する人々の健康や生活に関わる課題を具体化し、人々が自らその課題を解決し、QOLの維持・向上を支援するための看護実践を探求する学問領域です。 さまざまな対象のニーズアセスメント・評価に基づいた問題解決の方法、多様な専門職や当事者と協働し課題を解決する方法やヘルスプロモーション・健康教育の効果的な展開、セルフケアとグループダイナミクスを活用した支援方法、地域包括ケアシステムや地域ネットワーク構築に関わる理論や実践を探求し、実践の質を高めるための研究能力の修得を目指します。
専攻 科目 |
地域看護学特論I、地域看護学特論II、地域看護学特論III、地域看護学特論IV、地域看護学特論V、地域看護学特論VI、地域看護学演習I、地域看護学演習II、地域看護学実習I、地域看護学実習II、地域看護学実習III、地域看護学課題研究、地域看護学特別研究 |
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実践看護学VI(小児看護学)
時代や環境の変化に伴い、小児看護の現場では子どもの権利保障や看護の質の向上など、高度専門化する中での新たな課題への対応が求められています。小児看護学では、子どもと家族に関する知識と諸理論を学び、子どもの健康増進と生活の質向上への援助を具現化し、子どもの最善の利益に基づく看護を探求します。本領域は修士論文コースと CNS 看護実践コースを開設しており、修了生は教育の場や、小児看護専門看護師として臨床の場で活躍しています。
専攻 科目 |
小児看護学特論I、小児看護学特論II、小児看護学特論III、小児看護学特論IV、小児看護学演習I、小児看護学演習II、小児看護学演習III、小児看護学実習I、小児看護学実習II、小児看護学実習III、小児看護学課題研究、小児看護学特別研究 |
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博士後期課程
看護基礎科学(食看護学、看護管理学、看護職生涯発達学)
実践とのつながりを重視しながら、看護を学問的に研究できる研究者を育成するため3つの専門領域を設定しています。 食看護学では、「食」と生きることへの関わりの追究および科学的アプローチの看護実践について。看護管理学では、看護職の需給、病院における適正人員配置、専門看護師の有効活用のための組織のあり方などについて。看護職生涯発達学では、看護職の生涯発達のありさまや可能性について探求します。
専門領域 科目 |
食看護学特論、看護管理学特論、看護管理学演習、看護職生涯発達学特論 |
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実践看護学(クリティカルケア看護学・がん看護学、ウーマンズヘルス、老年看護学・エンドオブライフケア学、解釈的精神看護学、地域看護学、小児看護学)
性別、年代、地域、症例別に看護学をより具体的に、実践的に探求するため、6つの専門領域を設定しています。
クリティカルケア看護学・がん看護学では、博士前期で履修する学問を基盤に、実践を裏づけることができる科学的な理論をより深く探究。
ウーマンズヘルスでは、女性の健康に影響する複数因子、性差ヘルスケア、フェミニスト研究の理論、方法論による問題点などについて研究。
老年看護学・エンドオブライフケア学では、老年看護学における理論や最近の研究の動向を学びます。解釈的精神看護学では、看護現象にまつわる人間の経験を解釈的スタンスから自立して研究する能力を育成。地域看護学では、地域保健領域に関連する看護を研究的に探求。小児看護学では、小児看護学実践の質の向上に寄与しうる研究課題および方法について探求します。
専門領域 科目 |
クリティカルケア看護学・がん看護学特論、ウーマンズヘルス特論、ウーマンズヘルス演習、老年看護学特論、老年看護学演習、エンドオブライフケア学特論、エンドオブライフケア学演習、解釈的精神看護学特論、解釈的精神看護学演習、地域看護学特論、小児看護学特論 |
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