大学院でセメスター制度が導入されるようになったこともあり、従来の春入学だけでなく、秋入学を取り入れている大学院が増えてきました。大学院進学が学部生中心でなく社会人も増えている点からみると、入学時期を選べるというのは進学しやすい環境になったといえるでしょう。
同時に入学試験もまた、多様化しています。同じ大学院でも学部生と社会人では入試形式や内容が異なり、特に社会人入試では筆記試験が免除されることもあります。
最近は、春入学生に加えて、秋入学生を受け入れているところも少なくありません。 4月・9月入学に対する出願時期と入試時期が異なる例
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大学院入試を大別すると、学部生から社会人まで幅広く受験資格を認める一般入試と、ある一定の要件を満たした社会人を対象とする社会人入試に分けられます。さらに、入試形態によって試験科目も問われる内容も異なります。試験内容についても、英語の試験を省き、代わりにTOEIC(R)やTOEFL(R)のスコアの提示を必須とする大学院もあります。 |
大学を卒業した人、あるいは卒業見込みの人なら受験できます。(大学院や研究内容によっては、同じ専攻の学位を授与された人あるいは授与される見込みの人という制限がついている場合があります) |
大学の卒業者を対象とする試験で、一般入試に比べ試験科目が少なかったり、筆記試験がなかったりと、受験勉強の負担が比較的少なくなっています。仕事をしながら受験勉強をする社会人にとって試験準備が楽になりますが、それぞれの大学院が社会人入試としての受験資格を定めています。社会人入試を利用したい人は自分が対象となるかどうか、各大学院の出願条件をきちんと確かめましょう。特に受験資格として、社会人経験3年以上などの条件を設けている大学院が多くあるため、必ず条件を調べておく必要があります。 社会人入試の場合、無試験、専門試験免除も一般的に、社会人入試では外国語試験と面接が課されます。大学院によっては外国語も免除して、面接だけで受験できるところもあります。いわゆる「無試験入学」です。 |
大学入試で盛んに取り入れられているAO入試ですが、最近は大学院入試でも採用する大学院が増えてきました。 |
通常、推薦入試を利用できるのは、内部進学をめざす学部生です。受験資格を得るには「一定以上の成績」を修めていることを求められることが多く、その代わり試験内容が軽減されることも少なくないようです。 |
いま、大学院の受験資格が大幅に緩和されています。これまでの制度では、学部卒業でないと大学院に進めないしくみになっていましたが、大学院入試の改革によって、4年制大学卒業生と同等以上の学力があれば、短大や高専、専修学校の卒業生なども大学院を受験できるようになりました。 |
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