大阪商業大学大学院

[私立]

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研究科・専攻
CLOSE UP!
地域政策学研究科
研究科長
和田 伸介教授
学びを通し、多様な価値観をもつ人と出会い、広い視点で地域課題を解決できる人材を育てる
先輩の声
地域経済政策専攻
博士前期課程
張 曦文さん
少人数だからこその手厚いサポートを受け、社会福祉問題の解決を探る
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CLOSE UP! 教員インタビュー

地域政策学研究科

学びを通し、多様な価値観をもつ人と出会い、広い視点で地域課題を解決できる人材を育てる

地域政策学研究科
研究科長
和田 伸介教授

九州大学経済学部卒業(1998年)
J.W.ゲーテ・フランクフルト大学経済学部留学(2000年)
九州大学大学院経済学府企業システム専攻満期退学(2004年)
九州大学・博士(経済学)2005年
ドイツ・ミュンスター大学経営経済学部(在外研究)(2006年)
帰国後、大阪商業大学 総合経営学部 講師、准教授職を経て、現職に至る

地域を多面的に分析する能力を磨き、より広い視野から問題を解決できる力を身につける

地域政策学の学びのなかで、どのような専門的知識やスキルを身につけることができますか?

地域に関わる問題を理論的・実証的に分析する専門知識およびスキルを身につけることができます。データの分析について統計的手法を学び、一般的な原則や法則に関連付けて地域の課題を掘り起こす手法を修得します。加えて、歴史学、文化論などをベースとして地域の特殊性および多面性を理解し、課題の解決および政策立案についての専門知識を身につけていきます。
大学院での学びは、専門知識の修得だけにとどまりません。それは同時に、多様な価値観をもつ人々との出会いの場でもあります。本大学院には、中小企業、地域社会、経済学、経営学、会計学、文化、歴史等の各分野の専門家がそろっています。少人数形式の授業において、教員や他の院生との活発な議論のなかから、共感できる考え方を理解し、異なる意見も受け入れ、より広い視野から諸問題への新しいアプローチを模索し、解決する力を身につけていきます。

リーダーシップを発揮し、地域社会のこれからの発展を担う人材を育てる

社会において活躍できる人材を育てるためにどのような教育を重視していますか?大学院教育を通じて育てたい人物像について教えてください。

本大学院では、地域の課題を発見し、その問題解決のために、政策を立案できる人材(高度専門職業人・研究者)を養成します。地域政策学研究科には、経済学をベースとする「地域経済政策専攻」と経営学をベースとする「経営革新専攻」の2つの専攻があります。これら2つの専攻を有機的に連携させ、企業や組織の持続的な成長や価値の創造に貢献できる人材を育てることにより、地域社会の期待に応え、地域の一層の発展をめざします。
本学は、都市型工業の集積地、中小企業のまちとして注目を集めている東大阪市に位置しています。そのため、地域を対象とする理論研究と並行するかたちで実践的なフィールド調査、企業へのインタビューやアンケート調査といった実証分析を展開することができます。このように、文献研究とケーススタディでの知見を総合的に考察する作業を通して自身の問題意識を明確にし、地域政策学への理解を深めることができるというところも本学の大きな強みです。

地域政策学の専門性を生かし、産・学・官・民の幅広いフィールドで活躍できる人材を輩出します

地域の時代と言われる21世紀において、修了生にはどのような活躍が期待されていますか?

本大学院では、院生の主体的な学びを尊重し、質の高い教育・研究体制の確立に取り組んでいます。本大学院の特色のひとつは、教員と院生の関係が緊密なところです。院生はいつでも授業内容や研究テーマ、進路等について担当教員に質問や相談をすることができる環境にあります。こうした身近なサポートも本大学院の大きな魅力です。
修了生の進路は、本研究科の2つの専攻の専門性を反映し多方面に広がっています。
地域経済政策専攻では、地域の問題解決と政策立案の能力とスキルを生かし、自治体から民間企業、教育機関、地方自治体、各種調査・研究機関、研究者、さらに非営利組織まで、幅広い活躍が期待されます。
経営革新専攻では、企業の経営企画部門や新規事業に関する開発部門、新製品・新サービス開発部門等のリーダーとして、また、ビジネスの拡大や新たな事業展開を計画する企業後継者や、調査・研究機関、ベンチャーファイナンス、経営コンサルタント、さらには起業家として、数多くのフィールドでの活躍が期待されます。

地域政策学の研究を通じて、地域にふさわしい価値創出へのストーリーをつくりだす

地域政策学に興味を持つ学生に向けて、メッセージをお願いします。

大学院での学びにおいては、環境、経済社会、あるいは文化といった総合的な視点から主体的に研究課題を探求することが重要です。研究テーマを深く掘り下げて考えていくためには、分析に必要となる情報を収集し、適切な分析方法を用い、実効性のある解決案を考え、提案できるスキルは欠かせません。こうした能力やスキルを養成する観点からカリキュラムは編成されており、留学生および社会人にも利便性の高い教育・研究環境を整備しています。
修士および博士論文の作成段階では、研究計画が非常に重要になります。このため研究テーマを多面的に考察し、教員と議論と対話を重ね、試行錯誤を繰り返していきます。本大学院では、地域経済政策と経営革新の各専攻において、相互に専門科目を履修することが可能となっており、それぞれ専攻の枠をこえて地域政策学に関するあらゆる学問分野を学ぶことができます。
地域政策学についての研究を通じて、本大学院において多くの出会い、研究のおもしろさ、学問の楽しさをぜひ経験してください。地域に関する問題意識をもち、地域の発展に貢献したいと考えている方を歓迎します。


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