研究科・専攻
文学研究科【英文学専攻、フランス文学専攻、芸術学専攻】
豊かな感性を磨きつつ文化を斬新な視点から研究し、広い視野を培う専門領域を学ぶ
英文学専攻は、英文学・米文学・英語学の3専修分野からなり、各分野における研究・教育の専門職に従事するのに求められる能力と学識を養うことを目的とします。
フランス文学専攻は、かならずしも「フランス」や「文学」に縛られることなく、さまざまなテーマや対象について自由で幅広い研究のできるところです。フランス語で書かれた文学の研究を中心としながらも、従来のアカデミズムの枠を超えた現代的な発想と視野と方法を重視しています。
芸術学専攻は、音楽学研究コース、映像芸術学研究コース、美術史学研究コース、芸術メディア論研究コース、演劇身体表現論研究コースの5コースからなります。それぞれのコースにおける研究を深めてゆくと同時に、自コース以外の領域にも視野を広めながら研鑽を積むことができます。
経済学研究科【経済学専攻、経営学専攻】
世界の経済情勢に呼応した、最新のプログラムで専門分野を学び、研究する
経済学専攻は、将来独立した研究活動を行うのに必要な「専門性」と「多様性」を備え、「洞察力」と「解決能力」に優れた研究教育者の育成をはじめ、キャリアアップ、生涯教育などに資する教育に努めています。なお、経済情勢の変化に合わせ、実験経済学のような新しい分野にも力を注いでいます。
経営学専攻は、将来の研究者を目指すための充実したカリキュラムと研究環境を整えており、経営・マーケティング・会計・金融および関連諸領域の理論全般について、しっかりとした学問的基礎を学びます。豊かな創造力と高度な学術探求力を養うことができるよう、多彩なカリキュラムのもとで広い視点から勉学できるようになっています。
社会学研究科【社会学専攻、社会福祉学専攻】
社会の多様な分野をカバーし、高度の専門職や自立した研究者としての実践力や学識を養う
社会学専攻は、他者へと関係を開いていくための専門的な知識と技能の修得により、現代社会に伏在する諸課題を発見・追究し、より望ましい社会のビジョンを構想していきます。他者との関係はどのように結ばれているのか、他者はどのように忘れられ抑圧されるのか。このような問いを具体的な現象に即して設定し、それに堅実に答えるための体系的な知識と技能を修得します。
社会福祉学専攻では、社会福祉の現場におけるソーシャルワーク実践を視野に入れたリカレント教育体制を整え、多様な学生を受け入れています。なお、首都圏の博士前期課程を有する13大学の大学院は、委託聴講生を交換し合う「単位互換制度」を実施しており、本専攻の大学院生も他大学院の授業を受講できます。
法学研究科【法律学専攻】
研究者から職業人まで、社会で活躍できる高度な能力を育成
法学研究科のカリキュラムは、法律学や政治学の伝統的な分野から先端的な分野までカバーしています。現代社会の抱える環境問題、消費生活、情報化、国際化といった問題に関しても、十分な教育・研究指導ができる優秀なスタッフがいます。また、政治・行政学関連分野は、法律学の分野と同じく、科目名はオーソドックスですが、研究指導内容は各スタッフの個性を反映した斬新なものになっています。さらに、アジアや欧米の研究者を積極的に招聘し、多種多様な講演会、研究会、セミナーを開催しています。このように、日本にいながら内外の著名な研究者と意見を交換し、国際交流できる点も大きな特徴です。
国際学研究科【国際学専攻】
世界が直面する諸問題に、横浜から取り組む志
国際学研究科は、さまざまな地球的課題や地域の課題などの知的挑戦に果敢に取り組もうとする人々の志に応えられる大学院たるべく、努力を重ねています。
カリキュラムでは従来の学問体系にとらわれない編成をとり、博士前期課程のコースワークは「日本・アジア研究」「平和研究」「グローバル社会研究」の3つの柱から構成されています。学位論文の主査となる教員の指導の下で専攻分野の研究を進めるだけでなく、問題意識に応じて別領域の科目を履修したり、他の教員にアドバイスを求めたりすることができます。
心理学研究科【心理学専攻、教育発達学専攻】
心理学を基盤に社会のさまざまな場面や、子どもが抱える現代的課題に対応できる人材の育成
心理学研究科は、「こころを探り、人を支える」という教育理念の下、高い倫理観を持ち、心理学を基礎として活躍できる高度な能力を持つ人材を育成することを目指し、心理学専攻では心理学および臨床心理学のさまざまな領域を網羅した幅広い講義科目とともに、実習・実験を重視したカリキュラム編成をしています。
教育発達学専攻では、いじめ・不登校の増加、特別な支援を必要とする子どもの増加、子どもの貧困や虐待、学習のつまずきや学習意欲の減退といった複雑化する現代的課題に対応することのできる人材の育成を目指します。
法と経営学研究科【法と経営学専攻】
企業活動に不可欠な法と経営学とを融合的に学び、実社会のリーダーとなる
法と経営学専攻のカリキュラムは、経営学と法学の双方から学際的に、健全かつ合理的な企業経営の在り方を探求することができるように編成されています。また、事業活動で不可避的に生じる諸問題に適切に対処するために、豊富な事例研究を多用して経営学および法学双方の理論を融合的に学ぶことができるように工夫されています。
たとえば必修科目の「ビジネス総論1・2」では自由闊達な議論を重ねながら経営学と法学の両学問の視点から分析し、総合的な解決策を練り上げていきます。