研究科・専攻
国際文化学研究科
国際文化学専攻[修士課程]
グローバルな感覚をもち、地域の歴史・文化を深く理解する

国際文化学研究科は、「文化の多様性の相互理解と文化の共存・創造」を教育理念として掲げています。グローバルな感覚をもち、社会の国際化に対応できる高度な異文化交流能力とともに、地域の歴史・文化の深い理解に基づいて、地域文化を新たに発掘・創造できる人材を育成しています。
大きく変動するこれからの社会にあって、継承していくものと変えていくものとを見極め、人間の文化的で幸福な生き方や暮らしについてさまざまな側面から学際的に考えることが必要です。そのため、歴史・政治・経済・文学・教育・語学・地域・デザイン・まちづくりなど、多様な専門領域の教授陣を擁し、多様な研究ニーズに柔軟に対応しています。グローバルな視野とローカルな問題意識のもとに、新しい時代における文化の国際的課題や地域文化の発掘・創造について探究していきます。
■修士論文・修士制作のテーマ(2023〜2024年度修了生)
- 小学校でのメディア・リテラシー活動について〜テレビ局の社会貢献活動としての役割を考察する〜
- CLILを活用した日本語教材研究―中国人高校生日本語学習者のための日本文化副教材開発―
- デジタル化時代における中国人留学生の異文化コミュニケーションに関する考察
- 多文化共生社会実現におけるやさしい日本語の位置づけ
- ソーシャルメディアを介した文化継承手法の特性と展望―着物をめぐるケーススタディー―
- 在日中国人留学生のインターネット利用とカルチャーショックに関する研究―山口県を事例として
- 採用時における企業と中国人留学生のミスマッチに関する研究―山口県の事例分析―
- 観光まちづくりにおける言語情報のあり方に関する調査研究
- 「古都」が有する文化的価値の保存管理に関する調査研究
- 日本の国際理解教育について―中学校の英語科教科書と社会科教科書を中心に―
- 中国人高校生の日本語作文にみられる誤用と「自己修正」の学習効果に関する研究
- 日本の地方大学における英語教育に関する考察―教授言語を英語とした授業の実施現状を中心に―
- 外国人留学生をクラスメイトに迎えた日本人高校生と学校の意識の変容―山口県における交換留学生受け入れ高校の事例から―
- 外国人技能実習生のための日本語教育支援の現状と課題―職場における日本語教育支援に向けた試み―
- 3DCGとVR空間を用いたアート領域拡張の実践的研究
※大学院の多様な講師陣、過去の研究テーマ、デジタルパンフレット等については大学院Webサイトをご覧ください。
https://www.yamaguchi-pu.ac.jp/gs/
※大学院オープンキャンパスのサイトもご覧ください。
2024年度 大学院オープンキャンパス
健康福祉学研究科
健康福祉学専攻(博士前期課程・博士後期課程)
健康福祉に関する諸問題に対応できる、高度な専門知識と技術を身に付ける

健康福祉学研究科では、地域社会で生活する人々が生涯を通じて身体的・精神的・社会的に健康な生活を維持するための諸問題に対応できる高度な専門知識・技術と実践能力を備えた人材を育成しています。ヘルスやライフに関連する多領域を統合する学際的な研究を行っており、限られた一領域の専門性だけでなく、健康や福祉に関連する学際的な力または複数領域に及ぶ応用可能な力を有する人材の育成をめざしています。
<博士前期課程>
博士前期課程では、主として「高度専門職業人養成」を行います。特に、ライフイノベーションの職域における「知のプロフェッショナル」(AI時代でも活躍する力、当該領域を先導する力、多領域と協働する力等を有する人材)の育成をめざしています。
■修士論文のテーマ(2023〜2024年度修了生)
- 「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」における精神保健福祉士に求められる機能と役割
- 介護支援専門員が業務範囲外行動を行う際の意思決定要因の分析
- <見た目問題>を抱える人たちの社会‐心理的問題の構成と課題―神経線維腫症1型の当事者研究に向けて―
- 美祢市における健康寿命延伸の要因解明
- 介護場面におけるにおいが介護者に及ぼす影響―被介護者が高齢者、介護者がその家族を対象とした場合―
- 成人中年期における歌唱習慣がオーラルフレイル予防に及ぼす影響
- 青年期の愛着スタイルと自我同一性および親準備性の関係
- 高齢糖尿患者の食事摂取状況が体組織に与える影響―サルコペニア予防を踏まえた指導にむけて―
- 中国人介護技能実習生の日本におけるキャリア形成―インタビューからの結果を踏まえて―
- 行政保健師のワーク・エンゲイジメントと職業性ストレスとの関係
- 自分本位チェックシートが医療従事者に与えるメンタルヘルスの効果
- 地域住民の社会生活と精神的健康の関係
<博士後期課程>
博士後期課程では、主として「大学教員養成」を行います。特に、ライフイノベーション領域における高度な「知のプロフェッショナル」としての大学教員(当該研究領域に貢献する力、応用性の高い教育力、英語で教える力、大学運営に携わる力等を有する人材)の育成をめざしています。
■博士論文のテーマ(2019〜2024年度修了生)
- 児童養護施設において家庭支援専門相談員が行うソーシャルワーク展開上の専門性の検討
- 山口県で収穫された褐藻アカモク Sargassum horneri の利用と食品機能性に関する研究
- セカンドキャリアナースの卓越性に関する検討
- 関節リウマチ患者の在宅運動療法支援の在り方の検討
- 乳幼児期の第一子育児中の母親に対するロールレタリングの効果に関する研究
- 行政の不妊支援における意義と課題
- 難病における地域ケアシステムの実質化の検討
- 慢性疾患の子どもを支える養護教諭の多職種連携における役割の検討
- 鶏肉類の病原微生物による食中毒リスクの解明と低減策への提言
- 看護師の集団構造および集団機能とメンバーシップとの関連
- 看護学生のストレス対処へのプロセスと教育方法の検討〜首尾一貫感覚の縦断的変化を通して〜
- 初期キャリアにある看護師の就業継続とコミットメントに関する研究
※大学院の多様な講師陣、過去の研究テーマ、デジタルパンフレット等については大学院Webサイトをご覧ください。
https://www.yamaguchi-pu.ac.jp/gs/
※大学院オープンキャンパスのサイトもご覧ください。
2024年度 大学院オープンキャンパス