日本の大学院は、一般的に、修士課程(博士前期課程)、博士課程(博士後期課程)があります。大学院は専門的な研究を行う「研究者養成の場」という側面が強くありますが、入学しなくても1講座から受講できる機会を用意している大学院もあります。
修士課程と博士課程修士課程は、標準修業年限2年で、広い視野に立って、専攻分野における研究能力、そして高度の専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を培うことを目的としています。授業を通して専門性を高め、研究活動を行い、修士論文に取り組みます。 |
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専門職学位課程では、幅広い分野の学士課程の修了者や社会人を対象として、特定の高度専門職業人の養成に特化して、国際的に通用する高度で専門的な知識・能力を身につけることを目的としています。専門職学位課程(専門職大学院の課程)の標準修業年限は通例2年ですが、法科大学院は3年です。専門大学院においては、修了要件の一つとして、修士論文の代わりに、「特定の課題についての研究の成果の審査」に合格することが原則として求められています。
科目等履修生・聴講生科目等履修生・聴講生は、大学院に正規入学せずに特定の科目を履修・聴講できる生涯学習の一形態です。科目等履修生と聴講生の大きな違いは、単位の修得ができるかどうかです。科目等履修生は単位修得を目的とし、試験などに合格した場合は正規の単位が認定されます。一方、聴講生は授業の聴講のみが可能で、単位の修得はできません。 |
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公開講座公開講座には、いくつかの形態があります。一般の社会人を対象に一つのテーマに沿って数回の講演会や講義を行う場合もあれば、1回で終了する講座もあります。中には通常の授業を公開している場合もあります。基本的には誰でも受講でき、気軽に1回の講座から参加できるのが特徴です。大学院での学び直しを考えた社会人の第1歩としてぴったりです。 |
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