研究科・専攻
専門職大学院 福祉社会・経営研究科
次世代のビジネスリーダーを育成
福祉社会・経営研究科では、持続可能な社会づくりに向けて、新たなニーズに応える組織マネジメント力や福祉共創の視点から新たな価値創造と資源の開発力を養い、キャリアアップや人材養成・後継者養成など、これからの日本の経済社会において、社会的課題の解決及び新しい価値創造に取り組み、会社や組織の企画、立案、推進などを担う幅広い人材となることを目指します。
保健、医療、福祉等の領域や企業・組織における一定の経営・リーダー経験を持ち、さらに、最新の情報・知識を得て、調査、事例研究などの研究方法を磨き、より高度な専門性を身につける意欲がある社会人学生をお待ちしています。
福祉共創マネジメント専攻
https://www.swu.ac.jp/graduate/cont-ed/
文学研究科 <2025年4月改組予定>
専門や母語を異にする他者との協働を通じ、領域を超えた知識・技能の習得
文学研究科(博士前期課程)はこれまで日本文学専攻、英米文学専攻、言語教育・コミュニケーション専攻の3専攻で構成していましたが、2025年4月から文学研究科文学言語教育専攻(博士前期課程)*の1専攻に改組し、更なる研究の探究と深化を目指します。
文学研究科では、今後ますます高度化・多様化する社会に対応すべく専門や母語を異にする他者との協働を通じ、領域を超えた知識・技能の習得をはかります。
また、研究発表会の開催や論文集の刊行をはじめ、研究成果の発表の場を用意して、大学院生の探究心を触発する機会を数多く設けています。
文学言語教育専攻(博士前期課程)*
■日本文学語学領域
上代から近現代までの文学を研究し、研究の深化とともに広い視野を身につけます。また、戦後のマンガを研究対象にした文化や、比較文学の視点から中国文学の科目も開設しています。日本語学は、位相の視点やデータ収集と分析を通して日本語の全体像に迫る研究を目的としています。
■英米文学語学領域
英語学・イギリス文学・アメリカ文学の分野で学識豊かな教授陣を揃えており、各自の進路・目標にあった科目を選択して、幅広い国際人、英語教師、文学研究者としての将来の活躍に備えることができます。
■日本語教育学領域
日本語非母語話者に日本語を教える教師を目指す日本人学生、留学生、現職教師などを主な対象に、日本語教育の指導的な役割を担うことのできる専門家を育成します。
■英語教育学領域
国際共通語としての英語によるコミュニケーション能力を身につけ、英語教師が教科の枠を超え、単なる教授者にとどまらず、教育研究者としても活躍できるような人材を養成することを目指しています。また、2年制コースに加えて、社会人を主とした1年制の英語教育専修コースを開設しています。社会人大学院生が履修しやすいよう、集中講義および平日の夕方以降や土曜日の午後の時間帯の科目をリアルタイム・オンライン授業で実施しています。(※実施については、その年の履修者数等により判断します。)
文学言語学専攻(博士後期課程)
博士後期課程は、日本語日本文学、英語英米文学、言語教育学(日本語教育講座・英語教育講座)の3つの研究領域で構成されており、日本および英米に関わる文学、言語学、言語教育学の高度な教育と研究を行います。これは博士前期課程の教育・研究を基盤としています。
専攻する研究領域において専門性を深めるとともに、他領域の科目を履修することで学際的な視点を養い、国内外の教育や研究の場で活躍できる有為な人材を育成します。
博士前期課程から進学される方のほか、社会人の方が専門領域のキャリアアップやブラッシュアップを図る場としても活用できるよう、年齢、国籍等を問わず、高い意欲と研究能力を備えた方々に広く門戸を開いています。
▼各専攻について詳しくはこちらをご確認ください。
文学言語教育専攻(博士前期課程)*
https://www.swu.ac.jp/graduate/literature/g_bungakugengo.html
文学言語学専攻(博士後期課程)
https://www.swu.ac.jp/graduate/literature/g_bungaku.html
* 2025年4月設置計画中。
生活機構研究科
人間生活全般の総合科学を探究
生活機構研究科では、ライフスタイルの多様化や複雑化・グローバル化が進む現代社会で生じる人間生活のさまざまな問題を、生活文化、人間社会、生活科学の各研究領域から学際的に解明し、人間生活の充実と向上に寄与する研究活動と人材育成を目標としています。そのため、歴史文化、心理、福祉社会、教育、環境(建築・プロダクト・ファッション・デザイン企画)、食・栄養など、多様な学問領域の教授陣を配置しています。教授陣は専門の研究活動とともに、大学院生の育成に力を注いでおり、本研究科を修了した人は、各専門領域の研究者や専門家として各分野で活躍しています。
生活文化研究専攻(修士課程)
本専攻の特徴は、日本や世界の歴史・文化を解明していくため、歴史学(日東西)、民俗学、考古学、美術史、芸能史、文化財学、アーカイブズ学など、文理を問わない横断的な学問分野を用意していることです。このため扱う史資料も、文献、器物、発掘資料、絵画、彫刻を始め、神楽、鉄鋼文化財など多様です。研究は、先行研究の理解、史資料の収集・分析・検討といった学問的手法を通して修士論文執筆を目指します。修了後は、さらに研究を深化させるため博士課程へ進学したり、歴史や文化に携わる学芸員や教員など関連する仕事に就職しています。教員免許として専修免許(社会、地理歴史)を取得することも可能です。
また本専攻には2年制以外、主に社会人・現役の教員が1年間で修士号を取得する1年制コースがあります。
さらに2022年4月から公文書管理の専門職員「アーキビスト」を養成するためのプログラムを設置しました。このプログラムでは国立公文書館「アーキビスト」認定要件の内、「知識・技能」を取得することができます。
心理学研究専攻(修士課程)
講座が2つあります。「臨床心理学講座」は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会から第1種大学院の指定を受けており、修了者は実務経験免除で臨床心理士資格試験を受験でき、修了者の合格率は例年、全国平均を上回っています。附属の生活心理研究所の心理臨床相談室や、外部の教育相談機関・病院等の協力を得て、密度の濃い実習指導を行っています。
また、公認心理師に必要な科目を修めて学部を卒業した方は、当講座で大学院で必要な科目を履修して公認心理師の受験資格を満たすことが可能です。
「心理学講座」は、各自の関心に沿って自由に研究を進めることができる講座です。具体的には認知・学習、発達・教育、社会・産業、人格・臨床などの分野から選択して学修し、自身の研究を深めます。修了後の進路としては、企業や官公庁で心理学の専門性を活かし活躍することを目指します。
福祉社会研究専攻(修士課程)
本専攻は、福祉社会、社会福祉および現代社会に関する諸課題をさらに発展させ、総合的に福祉社会システムに関わる学際的な研究を行います。具体的には、福祉政策、児童福祉、高齢者ケア、障害者福祉、ソーシャルワーク、医療福祉、地域福祉、生活福祉経営、言語社会、都市社会、生活経営、表象文化、ソーシャルネットワーク、比較教育社会学等各自の関心分野に沿って研究を進めます。
人間教育学専攻(修士課程)
本専攻は、社会人・現職教員も学ぶことができるように時間割を工夫しています。小学校専修免許状と幼稚園専修免許状が取得できます。また小学校・幼稚園の二種免許状があれば、学部の授業を履修することで一種免許状も取得できます。本学附属教育施設や地域の行政機関等との連携によって、社会の変化や子どもたちの変化に的確に対応できる「高度の実践的指導力」「優れた教育経営能力」および「国際的視野」を高めることを目標としています。そのための魅力的な科目を開設するとともに、ワークショップやフィールドワーク等を取り入れ、今日的ニーズに応える研究者・教育実践者の育成を目指しています。
環境デザイン研究専攻(修士課程)
環境デザイン研究専攻では、工学から芸術・人文系に至る高度な学問体系を有する専攻として、建築・プロダクト・ファッション・プロデュースの分野で、多角的な研究やデザインの実践的な活動を行う人材の養成を目指しています。
本専攻では、修士論文の他に修士設計や修士制作を行うことも可能です。
■建築環境系研究コース:
インテリア、建築、都市、地域へと広がる環境の追究。また一級建築士の実務経験(2年又は1年)にカウントできるプログラムがあります。
■プロダクト系研究コース:
グラフィックからインテリア・公共空間などの多様なデザインの追究。
■ファッション系研究コース:
造形・メディア・加工・管理等の観点からファッションデザインを追究。
■デザイン企画研究コース:
多様なデザイン領域における高度な企画立案の技術の追究。
生活科学研究専攻(修士課程)
本専攻は、ヒトの健康の維持増進および疾病予防に関わる栄養素、食品および食生活やそれを取り巻く食環境、運動との関わりを中心に、研究を行う能力と社会に貢献できる高度な職業能力を有した人材の育成を目的としています。本専攻内には、「食・栄養コース」と「実践栄養コース」の2つのコースがあります。
■食・栄養コース:
食品機能解析系、栄養生理・生化学系、栄養生理機能解析系の3領域が整備され、栄養素や食品成分、食品流通およびヒトの運動・行動システムなどの最新の理論や情報を学び、基礎研究から応用研究まで幅広く行うことによって研究者や教育者の育成を目指しています。
■実践栄養コース:
臨床栄養系、公衆栄養系の2領域が整備され、ヒトにおける食・健康行動や運動と健康増進あるいは疾病発症・重症化リスクなどに関連する多角的な研究テーマを扱っています。さらに、問題解決に役立つような研究能力と応用力を有した臨床などの実践的な分野で活躍する人材を育成します。
これまでに、本大学院の卒業生は大学などの助手や教員として、また、病院の管理栄養士や企業の研究所などで活躍しています。
生活機構学専攻(博士後期課程)
博士後期課程は、生活文化・人間社会・生活科学の各研究領域を設けて、歴史・民俗・文化財の人文科学と、心理・教育・福祉の社会科学、衣食住に関わる自然科学の幅広い分野をカバーし、個性豊かな博士(学術)号取得者を輩出してきました。こうした実績を基盤に、全国的にもユニークな専攻の特性をさらに強化するため、企業や他研究機関などとの共同研究を行い、成果を上げています。
キーワードは「人間の生活に関する総合科学」。人文・社会・自然科学の垣根を超えて、様々な角度から生活にアプローチする研究活動と、全教員による「生活機構学総合研究」を通して、「生活機構学」という本学オリジナルの学問領域を擁立し、更に発展させています。
▼各専攻について詳しくはこちらをご確認ください。
生活文化研究専攻(修士課程)
https://www.swu.ac.jp/graduate/humanlife/g_seikatsubunka.html
心理学専攻(修士課程)
https://www.swu.ac.jp/graduate/humanlife/g_shinri.html
福祉社会研究専攻(修士課程)
https://www.swu.ac.jp/graduate/humanlife/g_fukushi.html
人間教育学専攻(修士課程)
https://www.swu.ac.jp/graduate/humanlife/g_kyoiku.html
環境デザイン研究専攻(修士課程)
https://www.swu.ac.jp/graduate/humanlife/g_kankyo.html
生活科学研究専攻(修士課程)
https://www.swu.ac.jp/graduate/humanlife/g_kagaku.html
生活機構学専攻(博士後期課程)
https://www.swu.ac.jp/graduate/humanlife/g_kiko.html