情報セキュリティ大学院大学

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研究科・専攻

情報セキュリティ研究科・情報セキュリティ専攻

現実の情報セキュリティの問題解決を担う高度な専門技術者や創造性豊かな研究者を育成

実社会における適正な情報セキュリティの実現には、「暗号技術」「ネットワーク技術」「情報システム」「管理運営」「法制度」「情報倫理」を融合させた総合的な対応が必要であり、これらを総合的に学ぶところに本研究科の特徴があります。

博士前期(修士)課程

学際的アプローチにより、情報科学・法制の基礎、情報セキュリティ専門技術、セキュリティ脅威の実例、社会制度の現状と課題などに関する講義と、新技術やセキュリティ問題の調査および関連する議論を中心とした輪講、実験、実習などを組み合わせ、深い専門知識の獲得と、現場知識の修得をめざします。情報セキュリティ全般にわたる広い視野と見識を備え、リーダーとして現場での問題解決を担う高度な専門人材を養成します。
「数理科学・AI」「システムデザイン」「セキュリティ/リスクマネジメント」「サイバーセキュリティとガバナンス」の4つのコースを設置し、高度化・複雑化する企業・官公庁などの現場ニーズをふまえ、技術系・マネジメント系共に幅広い人材育成需要、教育需要に応えます。また、指導教員の履修指導のもと、ほかのコースが推奨する科目も自由に履修することができます。

博士後期課程

博士前期課程修了の知識をベースに、情報セキュリティの構成要素に関わるそれぞれの専門分野における先端的な研究を行います。前期課程からの一貫教育を生かした情報セキュリティに関するより深化した教育研究によって、社会の多様な領域でそれぞれの中核的人材として活躍する研究者、研究指導者の養成をめざします。また、内部進学者のみならず、情報セキュリティ分野の研究経験を持った学外からの入学者にも後期課程の門戸を開くことによって、全体として多角的な視点から総合科学としての情報セキュリティの体系化に努めていきます。

コース概要

■数理科学とAIコース(Mathematical Sciences and AI, MS)
- 我々とともに数理を磨き、鍛えよう -
数理科学とAIコースでは、情報セキュリティに関わる数理的な諸問題に取り組みます。暗号技術はもちろんのこと、匿名化やデータプライバシー保護技術など幅広く扱います。昨今のA Iや機械学習の発展は、これら数理的な情報セキュリティ課題に対する新しいアプローチを産みつつあり、伝統的な暗号技術の研究と機械学習やAIの手法を組み合わせた、量子計算機時代の、新たなセキュリティ指向の数理科学の構築を目指します。講義による知識習得にとどまらず、 少人数のセミナーや個別指導を通じて学習・研究を進めます。修了後は、企業、大学・研究機関、行政機関等において、高度エンジニア・研究職としての活躍が期待されます。

研究キーワード 深層学習、強化学習、数論アルゴリズム、耐量子計算機暗号、ゼロ知識証明、秘密分散、 匿名化、差分プライバシー ほか

■サイバーセキュリティとガバナンスコース(Cyber Security & Governance)
日々増加するサイバー攻撃の検知・分析・防御技術と、それを支える脅威情報の収集分析能力を有する専門人材、および企業や政府自治体において、サイバー攻撃対処を担うSOC/CSIRT組織を構築・運用するマネージャ人材を育成します。デジタル・フォレンジックやネットワークなど、サイバーセキュリティの先端技術とともに、実社会におけるサイバー攻撃対処で必要なセキュリティ関連法制や、国際動向などの知識を修得することにより、総合的な対処能力を身に付けます。

研究キーワード インシデント対応、SOC/CSIRT運用、フォレンジックとマルウェア分析、攻撃検知と防御、サイバースレットインテリジェンス(CTI)、サイバーセキュリティ基本法、不正アクセスと営業秘密、脆弱性情報・脅威情報の共有技術とフレームワーク(ISAC) ほか

■システムデザインコース(Network, Software & System Design)
企業・研究機関などで研究開発、ソフトウェア・システム・製品の開発、システムコンサルティング、新事業の立案・企画業務などに従事されている方、あるいは従事することをめざしている方を対象とする本コースでは、OS、ソフトウェア、ネットワーク、システム設計・運用管理などのITシステム技術、およびそれらの安全でセキュアな構成法に関する広範な知識・技術を修得します。セミナーや個別指導を通じて得られた知識と技術を統合する実践能力、さらに経営管理や法制度などの周辺領域の知識を身に付け、セーフティ&セキュリティビジネスの推進に必要な幅広い視野を養います。

研究キーワード セキュリティ・バイ・デザイン、脅威分析、ビッグデータ分析、脆弱性評価、セキュリティテスト、フォレンジック、プライバシー保護、知的財産権管理、セキュアシステム、セキュアOS、マルウェア対策、センサーネットワーク、ディペンダブルシステム、ソフトウェア工学、人工知能、仮想化環境、組み込みソフト、制御システム、セイフティ設計 ほか

■セキュリティ/リスクマネジメントコース(Security & Risk Management)
組織にとって、外部からのサイバー攻撃、委託先や従業員による重要情報の持ち出しなどITリスクへの対応がますます重要になっています。本コースでは、リスクの特定や、情報の適切な保護・管理等について、実践的なリスクマネジメント手法を学びます。さらに、経営者の観点からセキュリティ戦略策定、セキュリティ対策の投資、効果測定、監査などのリスクガバナンスも実践します。企業・組織などでリスクマネジメント、IT戦略、マーケティング、人材育成、教育研修、監査、コンサルティングなどの業務に従事されている方、あるいは従事することをめざしている方に対して事例研究、調査分析を通じ、実践的知識の修得と応用力を養い、リスク分析や対策のマネジメントのみならず、ガバナンスを構築し実践できる人材を育成します。

研究キーワード リスクマネジメント、リスク分析、リスク戦略、セキュリティ投資、セキュリティ監査、リスク評価、ISMSとPマーク、BCP/BCM、セキュリティ教育、インシデント分析、セキュリティアンケート調査、クラウドのセキュリティ ほか